住友ビルの大屋根は、オリンピックの夢の続きか、夢の跡
西新宿をぶらっとしました。三角形の断面が特徴的な住友ビルの足元に、大屋根施設がやっと完成。
超高層ビルが高さを競った時代のビル独特の、足元部分が殺風景だった住友ビル。いかにもオフィスビルらしく機能的ではあったけど潤いのないビルの様相が一変しました。
大屋根部分を入るとそこは一つの街のような景色で、人の集まる大きな空間が用意されてる。
パブリックビューイング用にと作られたのでしょう…、大きなモニターが壁に設置されもしコロナがなければオープニングのイベントも大々的なものになっていたに違いない。
新宿駅の東西自由通路もまもなく貫通です。
東京の多くのものがオリンピックに向けて爆走していてそれが止まることなく今でもずっと準備は続く。コロナが収束する日を信じて…、来年、オリンピックがあると信じて。大変だ。
商業施設が地下にいくつかまとめてある。
見ればメインはコンビニエンスストア。
北野エースっていう関西出身のちょっと上等な品揃えに特徴のあるスーパー的なコンビニで、お弁当や惣菜類が充実してる。
かつて超高層のオフィスビルのテナント構成を決めるにあたって、昼ご飯を提供する飲食店の席数をどれだけとるかが大きな問題になっていた。
昼食難民をなくさぬために、必要十分な席数をどう決めるのか…。
そこがデベロッパーの腕の見せ所だったのだけど、今はこうしてコンビニを入れればなんとかなるのですネ。
飲食店の席数よりも電子レンジの数と性能。時代は変わる。お勉強。
カヤトーストを売り物にした「ヤクンカヤトースト」ってお店がシンガポールからやってきていた。ココナツ味のカヤジャムにバターにザックリ焼けたパン。試してみようと思ってお店にはいったのだけど、カヤジャムがまだ入荷なく7月中旬からになっちゃうんだという。しょうがないから、また来よう。
それからスパゲティーのあるでん亭ができていた。近所のセンタービルのお店より大きくテーブル席も充実してて、しかもなんと、キャッシュレス決済だけの店。この界隈の人たちはみんなSuicaやPASMOを持ってる。ランチタイムのスピーディーなサービスに、キャッシュレス決済はいい武器になるんだろうなぁ…、って思ったりする。
ちなみに厨房の中にあるでん亭オリジナルのパスタボイラーが入っていました。ピカピカだから新しく作ったのかなぁ…、ならスゴイ。