夜の汁なし担々麺
低気圧のせいかなぁ…、家にいたらなんだかすごく寂しくなって晩ごはんを外に食べに出る。
何を食べようと歩いていたら「京紫灯花繚乱」の看板が目に入る。
京都の新福菜館や第一旭に代表される、黒い醤油スープのラーメンをリスペクトしたお店としてはじまったここ。
京都のイメージなんでしょう…、紫色の看板、暖簾が飲食店らしからぬ艶っぽさを醸し出す。
黒いチャーハンが好きだったけどそれはすぐになくなって、担々麺がメニューにくわわり、汁なし担々麺が割りと好みでたまに来ていた。
ひさしぶりに食べてみようと入ってみた。朝もラーメンだったけど、ラーメンと担々麺は違う食べ物。しかも汁無し、問題なし(笑)。叉焼、メンマ、煮玉子がのった汁なし担々麺を注文し、しばらく待ちます。
ステンレスのお冷カップがそういや好きで、手に冷たさが伝わってくるのがいいね…、って言っていた。
10分ほどで料理が完成。
太い麺を茹でるのに少々時間がかかるのでしょう…、その麺を覆い隠すように醤油で煮込んだひき肉、砕いたナッツに九条ネギ。
京風らしさを出すために九条ネギをたっぷり使っていたのが特徴。でも九条ネギって高いからかなぁ…、ちょっと少なめ。しょうがない。
麺と具材、底に溜まったタレをかき混ぜズルンと食べる。
歯ごたえのある太い麺。そこにナッツが混じって歯ごたえたのしく、たっぷりはいっているはずのひき肉をまるで感じず食べ進む。
叉焼や味玉もなんだか邪魔になってしまうのは油そばと同じ感覚。麺を食べさせる料理って、シンプルであればあるほどおいしいのかも。
お酢をくわえて風味を膨らませ、一味や山椒、ブラックペッパで味をガツンと整えて、お腹も満ちた。なつかしい。