麺珍亭で油に溺れる、油そば
夜にふらふら「麺珍亭」に来てしまう。
油そばデビューを果たしたお店。そしてそれがおいしいことにびっくりした店でもありまして、それから何度も来ようと思って、来ちゃいけないと我慢した店。
おいしいんだもの、しょうがない。
前回はチャーシューがたっぷりのっかったチャーシュー油そばを食べた。
チャーシューもおいしくそれがたっぷりのっかっていて、でも油そばは麺を味わう料理とわかり、せっかくのチャーシューが邪魔になるように感じたのネ。
それで今日は普通の油そば。
麺の上にメンマとチャーシュ、そして海苔。器の中はほぼ麺という潔さ。
ラー油をお酢をたっぷり注ぎ、ひたすら混ぜます。グルグル混ぜて上と下をひっくり返しまたグルグルとかき混ぜてくと、徐々に麺が重たく感じるようになる。
麺の表面のでんぷん質とタレや油が混じり合い乳化してきた合図を感じる。
さて食べ頃とズルンとすする。
あぁ、おいしい。タレのうま味にラー油の辛み、それから風味。お酢がうま味を引き立てまとめ口の中に味のうねりが出来上がる。
太めの麺は硬く、そして噛みごたえがあり小麦の香りが豊かで上等。
カウンターに用意されてる辛子味噌やらにんにくマヨネーズ、胡椒を駆使して味変をする。味をくわえればくわえるほどにおいしくなっていくのがたのしい。
あっという間にメンマやチャーシューはお腹におさまりほぼ麺だけになるのだけれど、それがおいしくにっこりしちゃう。すっかりハマったようであります、危険なり（笑）。