クリスマスが似合う朝のバフェ、マーブルラウンジ
クリスマスの朝。華やかでしあわせなムードが似合うヒルトンホテルのマーブルラウンジで朝食とする。
クリスマスツリーやオーナメントがどのくらいあるんだろう…、いつもキラキラしているロビーではあるんだけれど今日のキラキラは眩しいほど。
ただキラキラがギラギラにはならないところが良い塩梅で、その空間に身を置くだけでしあわせになる。
今年も残り一週間。一年分のしあわせを思い出しながら、来年の今日がもっとギラギラ感じられるようがんばらなくちゃ…、と思うきっかけがクリスマス。…、なんだろうなぁと思って朝をしみじみ味わう。
いつもよりもお客様が多いようで、バフェの周りはすごくにぎやか。シェフがいつもと違ってグリーンのコックコートでカウンターの中にたって料理をサーブしているところがホリデー仕様。ウキウキします。
雪のふらない東京で、ホワイトクリスマス的ひと皿でホリデー気分にひたりましょうと、お皿にたっぷりアルファルファ。
蒸した肉シュウマイをのっけてパチリ。
写真を撮るとそこは真っ白。
ビングクロスビーの歌が聞こえてきそうです。
とはいえお皿を前後逆にするとそこにはサクサクに揚げて仕上げた薄切りベーコン。
ハッシュブラウンにスライスきゅうりといつもの朝のオキニイリたちがズラリと並んで食欲誘う。持ち上げると直立したまm持ち上がり、口に入れるとカリッと壊れてクシュッと潰れるベーコンの脂がおいしく体が潤う。アルファルファやきゅうりはみずみずしくて口が潤い、口の中から目が覚める。
いつものようにサンドイッチを作ることにする。
薄切りの全粒胚芽パンを一枚。ベルトコンベア式のトースターに入れて焼く。
焦がす直前までこんがり焼くには少々コツが必要で、一回だけでは薄らこんがり。水分をほどよく吐き出すほどにならない。一回焼いたら、それをベルトの真ん中あたりに投げるように置かなきゃいけない。
ちょうどボクの前でパンを焼いてた人もそういう焼き加減が好きなようで一回通したパンを見て、指で触って首をかしげていたのですね。こうするとよく焼けますよ…、ってやって見せたら真似してにっこり。ボクと同じ状態のトーストブレッドが好きな人がいるんだなぁってうれしくなった。
豚モモ肉の白いハム。ゴーダチーズの薄切りをパンの上に並べてパカンと折りたたむ。ハムの脂とチーズが焼けたばかりのトーストブレッドの熱でとろけてパンに貼り付き密着する。ナイフで3つにザクッと切ってパクリと食べる。焦げたパンの香ばしさ。ハムやチーズの持ち味で味がしっかり整うところがありがたい。
卵の白味だけで作ってもらったオムレツ。ほうれん草やパプリカ、ピーマン、マッシュルームに玉ねぎ、チーズ。全部同じ大きさ、形に切り分けて白味と渾然一体になり仕上がっている。
ふっくらとしてサクッと歯切れる水分が抜けた白味独特の食感に、繊細でやさしい旨み、野菜がシャクシャク歯切れる感じがなんとも言えぬおゴチソウ。
ご飯を器に貼り付けて味噌汁を注いでスープの代わりにする。お供はきゅうり。乾燥している冬の空気で疲れた喉にみずみずしさがおゴチソウ。
クロワッサンにマーマレードにイチゴのジャム。チョコスプレッドで口甘やかし、サクサクワッフルにホイップクリムをのっけて、ベーコン、ソーセージの塩と脂で朝の背徳。フルーツとプレーンヨーグルトで朝のお腹に蓋をした。メリークリスマスな朝のコト。