雑煮の専門店ができました
雑煮専門店が銀座にできた…、というのできてみた。
「銀座もちふじ」という店で、歌舞伎座の近くといえばわかりやすいですか。
銀座3丁目の昭和通りを超えたところのビルの地下。
雑煮専門なのは昼だけで、夜は居酒屋営業になるみたい。いわゆる二毛作的なお店でござった。
つきたての餅。
味噌の種類を選べる上に具材もカスタマイズできるというのが売りで、テーブルの上のタブレット端末を使って自分の食べたい雑煮を仕立てられるのは面白い。
白味噌仕立ての雑煮をもらった。
餅は一個。つき立て、焼き餅と餅の状態を選べる。ただ餅の形は丸餅だけネ。
そこはうちの雑煮の餅とおんなじ。
焼かずにそのまま。
トッピングとして三つ葉やかまぼことうちの雑煮に必ず入る具材が用意されてるんだけど「足す」ことはできるけれど「引けない」システム。
具材が多すぎるとっちらかった雑煮は嫌い。
だから用意されてるままの雑煮をポチッとします。
具材はにんじん、小松菜、お麩でした。
ほどよくおいしい。
白味噌は風味豊かで味わい深い。
出汁は上品。
だからちょっと物足りなさを感じてしまう。
餅を売り物にしているだけあってさすがにおいしく、ぽってりとしてなめらかで米の顔りが力強い。
伸びもよくって一個しか選ばなかったのを後悔するほど。
白味噌仕立ての雑煮を食べると、不思議と醤油味のおすまし雑煮も食べてみたくなるのが少々なやましく、ハーフハーフの食べ比べメニューなんてあるといいかもって思ったりした。
アイディアはいいんだけどなぁ…、でも商売としてはむつかしいだろうって思ったりする。
思った理由を書いてみる。
雑煮は雑煮なのか、餅の入った汁なのか
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