ニギワイが一番のアペタイザー
今日は花冷えにして花曇り。
実は明日、新宿御苑でお花見をする予定があって天気予報では明日はあったかになるんだという。
今日でなくってよかったなぁ…、って思ったりする。
西新宿のサルバトーレでランチバフェ。
天窓の下の大きなテーブルに一席もらう。かつて10人がゆうゆうと座れたテーブルも、今は角の4席だけが使われていてテーブルに座るよりもゆったり落ち着く。
晴れた日には外の光がてりつけてまぶしい場所も、曇った今日は光やわらかで心地よい。見上げれば桜の造花が飾られていて一日早い花見をしているみたいでステキ。
45分、60分、90分と時間が選べて今日は控えめの60分。1400円のほどよい値段。あいかわらず野菜の種類が豊富でバフェはとても華やか。
フルーツのシロップ漬けで風味をつけたフルーツウォーターも色鮮やかでうつくしい。
まずは野菜をたっぷり食べる。
レタスの葉っぱにロメインレタス。ケールにニンジン、キャロットラペ。茹でて酢漬けにしたカリフラワーと色とりどりで味わい、食感、香りもさまざま。
特においしいと感じたのが薄切りにしたオレンジ色のニンジン、それから黒いニンジン。パリパリ音をたてて壊れる感じが心地よい。ケールをオリーブオイルと搾ったレモン、塩で味を整えたサラダもザクザク歯ごたえがよく、軽い渋みがお腹の入り口開いてくれる。
アボカドとほうれん草のスムージー。ほんの一口分でも滋養を感じる充実感。クラムチャウダーでお腹をあっためここのメインのピザを気持ちをむけていく。
ちょうどピザが2種類、焼けたばかりのタイミング。
マルゲリータと生ハムとハラペニョのピザをひと切れづつ。
いつもならばピザだけとって食べるとこ、一緒に野菜の料理も盛った。
炭水化物を食べる分だけ野菜を食べる!
昔のボクには考えられない食習慣も慣れればたのしい。なにより野菜がおいしく感じるお年頃。
ブロッコリとゆで卵のクリームあえとかぼちゃのコンフィ。
ホクホク焼かれたかぼちゃの甘みに、焦げたキャラメルみたいな風味。
茹でた卵の濃厚な味にアンチョビのうま味と風味が混じったクリームもなんともおいしい。ブロッコリって茎は硬いのに蕾の部分はやわらかい。ふたつの違った野菜が口の中に一度にやってくる…、って感じがまたオモシロイ。
クリームソースとアリオリオのスパゲティーとトマトソースのペンネをそれぞれ二口分ほど盛り付ける。ショートパスタは時間経過の劣化が少なくバフェにはぴったり。酸味あざやかなソースもおいしくお腹もニッコリ。
最後にピザとサラダを少々。ゼッポリーネにトマトソースを添える。青海苔の磯の香りとムチムチとしたゼッポリーネの食感にトマトの酸味が彩り添えてこれは絶品。お腹もほどよく満ちていく。
そこで別腹。イチゴのシフォンにイチゴの風味のホイップクリーム。マカロンのっけてさっくりとしたアクセントにする。クレメダンジュのプリンを食べて気持ちもしっかり満たされる。
それにしてもお店はニギヤカ。今月最初にきたときとは比べ物ないほどに人が集まっていて飲食店はこれでなくちゃと思ったりする。ありがたい。