アメリカの豚はアメリカ人が食べるように食べる①
飲食店の料理の差別化。
いくつかの方法があるでしょう。
「おいしい」といいうことだけではお客さまは納得しない。
だから「おいしい理由」や「おいしい以外の特徴」をアピールすることで差別化とする。
値段
素材
味付け
調理技術
が代表的な差別化のポイントじゃないかなぁ…。
料理の種類によって刺さるものもあれば、そこを推してもお客さまに伝わらものもある。
例えばとんかつの店で味付けといえば調味料を使って食べ手が自由にととのえて食べるものだから、差別化につながりづらい。
塩でお召し上がりください。
ブルターニュの塩だからおいしいいですよ…、と言われてもやっぱりとんかつにはソースだよなと言われればそれでおしまい。
値段は素材や調理技術が決めるもの。
調理技術も手揚げか機械揚げ、あるいは最近、低温調理なんてのもブームになってはいるけれど、やはりお客さまに伝わりやすいのは食材。
つまり豚肉です。
銘柄豚をアピールする店が増えました。
国産の豚じゃないとおいいしくない…、特にアメリカの豚を使ったとんかつは味が落ちると嫌う人が結構多い。
でもしょうがない。
アメリカの豚はとんかつ用にできてないから。
アメリカの豚はアメリカ人が食べるように食べるのがよい。
そういう話をいたしましょう。
アメリカはポークを買って欲しくてしょうがない
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