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チラシひとつを配るにしても…。
家の近所に坂内食堂というラーメン店がある。
喜多方ラーメンの専門店で、一時期やってる人にやる気がなくてこのまま閉店してしまうんじゃないかと心配してた。
ところが2年ほど前かなぁ…、オーナーが変わったのでしょう。改装して居心地よくしたり従業員も充実させたりと一生懸命。今ではかなり繁盛している部類お店。
場所が同じで料理も同じ。屋号も同じで価格帯もほとんど同じ。
けれどやる人の気持ちで飲食店は変わるんですネ。感心しました。最近はやる気がお店の外にもにじみだしてきて、店だけじゃなく店の周りや両隣まで掃除をしたり、今朝はチラシを四谷三丁目の駅前で配っていたりと様変わり。
ちなみに四谷三丁目の朝は、駅から降りてくる人、乗る人が入り交じる。
降りてくる人は別の街からこの街に働きに来る人で「昼にいる人」。
一方、乗る人というのはこの街に住んでいて、他の街に用事があるか働きにいく人。つまり「夜いる人」ということになる。
そして彼らがチラシを手渡すのは駅から電車に乗る人だけ。
よく考えたなぁ…、と思います。
ラーメン店の昼は大にぎわいです。昼食に手軽な値段のラーメンはありがたい料理のひとつ。しかも喜多方ラーメンは毎日食べても平気なほどにやさしい味で別にチラシなんかをまかなくても店はにぎわう。
一方、朝に駅に向かう人たちはほぼ確実にここに住んでる人たちですから、彼らにチラシを配ることは、ラーメン店がぼんやりしてると集客に苦労する夜に来てもらえる確率が高くなるということでもある。
闇雲にする努力は虚しい。
仮説に向かって歩む努力は、報われなくても知識を残す。
「意思をもった行動」をともなう知識は宝物。
しみじみ思う。がんばろう。