サンドイッチの品格
どうやって食べればいいんだろう…、って悩んでしまうフルーツサンドが見た目だけでもてはやされる昨今。
こういうフルーツサンドの画像をうれしそうにアップして、おいしかった…、って言う人ってどういう食べ方をしたんだろうって気になっちゃって、他のコメントがまるで頭に入ってこない。
口の周りや手を生クリームだらけにして食べるんだろうか…。
潰れたフルーツから流れ出す果汁で手も顔もベトベトになっちゃったんだろうか…。
それともせっかくこんなにうつくしく作ってくれたサンドイッチを食べやすいよう崩して食べたんだろうか…。
そんな風に見る人を悩ませる傲慢にして不親切なフルーツサンドがあるかと思えば、見るからに食べやすく、しかもおいしそうに見えるフルーツサンドこそがフルーツサンドって思っていまう。
千疋屋さんのサンドイッチ。
果物、生クリーム、そしてパン。そのどれもが主張しすぎることなく、なのに主役の果物がそのみずみずしさと味わい、香りをのびのびと発揮する。
しかもなにより食べやすく、口元、手元を汚さない。
サンドイッチを食べおえて空になったお皿すらもがうつくしい。
今日はサンドイッチの品格のことを話してみようと思います。
品のあるものは上品に食べることができるのです
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