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担々麺であったまる

夕方、家で仕事をしてた。今日はアイディアが空から降ってくるがごとき絶好調で、気づけばお薬飲まなきゃいけない時間を過ぎてた。
まずはご飯を食べなくちゃ…、と家の近所で晩ごはん。灯火繚乱の担々麺を食べることにした。

鯛塩ラーメンの専門店からスタートした小さなチェーン。
四谷三丁目を中心とした狭い地域に集中出店したチェーンで同じタイプの店を作ると自社競合を起こしてしまう。
だから異なる種類のラーメンを作って展開していったのネ。
管理することを考えるならいいやり方で、でも商品開発に手間がかかって多くの会社がとらない方法。

ここは商品開発が上手いんですネ。どの業態も手堅く、レベルが揃ってる。
しかも夜はワンオペで、にもかかわらずしっかりお店が回っているのにびっくりします。
特製担々麺の九条ネギ増し、ご飯付き。頭をいっぱい使ったから腹ペコでした。しばし待つ。

こんな場所のラーメン屋さんにもインバウンドさんがやってくる。
外国から日本にきて食べたいもののひとつがラーメンなんでしょう。
昔は考えられなかった。
オモシロイ。
しばらく待って料理が揃ってやってくる。

担々麺の上を覆い尽くすがごとき勢いのネギの山。
山を崩すと下にはチャーシュー、メンマに煮卵が隠れていました。

チャーシューふた切れと煮卵を取り出しご飯にのせて、丼風に仕立てて食べる。
軽くとろみのついたスープがほどよく麺にからみつく。

ビリっと辛くて、山椒がほどく痺れるやさしいスープでなにより旨みがしっかりしてる。
ナッツや胡麻の風味は控えめ。だからとにかく飲みやすい。
しかも麺がおいしいのです。
細めのストレート麺で、噛むとザックリ、歯切れがよくってたのしく散らかる。若干硬めの茹で具合。だからコツコツ、奥歯を叩く感じも軽快。

大量のネギがシャキシャキからんで口の中に飛びこむ感じもたのしい。
スープをたっぷり吸わせたネギはそれそのものがひとつの料理のようにふるまうオゴチソウ。
熱いスープにつかった麺が徐々にやわらかくなっていく。
それはまるで麺の形をしたスープを食べてるような感じでなかなかに乙。

ご飯をスープに浸して食べて、お腹も満ちます。仕事の続きをいたしましょう。


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