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レモンケーキとコーヒー
浅草橋から南に向かってちょっと歩いた馬喰町の手前に寄り道。「ブリッジコーヒー」で食後のお茶をすることにした。
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日本屈指の問屋街。
昔から繊維関係の問屋が多く集まるエリアで、繊維関連の産業が日本の花形産業だった時代の建物が独特の街並みを作るエリアであったりもする。
いかにも昭和な風情のイーグルビル。その一階。
実はこのビル、東京大空襲を生き抜いた築90年というのです。
本格的な耐震耐火構造のため焼けることなく、被災した多くの人を受け入れた、歴史の生き証人のようなビルって知ってなんだか凛々しく見えてきた。
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「Bridge COFFEE & ICE CREAMというのが正式名称です。
エスプレッソマシンが置かれたカウンターに、ショーケースが2つ並んで置かれてる。
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ひとつはアイスクリームのコールドケース。
もうひとつにはケーキ屋サンドイッチが収まっていて、レモンケーキと目があった。
それと一緒にマキアート。
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小さなカップを手に取って「このサイズですがいいですか?」って。
その小ささがいいんですって言いたいところを我慢して、「うん」て頷きお水をもらってテーブルにつく。
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レモンケーキの耳の部分に砂糖の膜がはっている。
ところどころにヒビが入って、なにやら大理石の加工品のように見えたりするのがステキ。
ザクザクの生地。口に含むとボロっと崩れて口の中を乾かしていく。サクッと耳のアイシングシュガーが溶けて、口を一瞬涼しくさせて、そこからゆっくり唾液と混じってとろけてく。
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レモンのかすかな香りと酸味。それぞれ明るく生地の甘みをくっきりさせる。
レモンってどこか特別ですね。酸っぱい、なのに酸っぱすぎない。酸味よりも香りを味わうためにこうしてつかうのかなぁ…。
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マキアートを作ったエスプレッソの酸味と合わさり、口の中がスッキリしていく。オゴチソウ。