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肉の万世で鉄板焼き

昼、新宿にでて買い物をして昼を万世。

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新宿駅の西口の再開発が徐々に本格化しそうな予感。
この界隈だけじゃなくて、スバルビルの跡地とかヨドバシカメラのあたりであるとか、多分、10年したらまるで違った景色になっちゃうであろう開発。
テナントの半分以上がもう閉店しちゃったメトロ街でやっているのは万世系の3店と永坂更科布屋太兵衛だけという状態。
今やっているお店もいつまでここでやれることやら。
先日は永坂更科布屋太兵衛でそばをたぐった。せいぜい今のうちに食べておこうと今日は万世。
ここがなくなったら秋葉原の本店に行けば同じものを食べることができるんだ…、ってわかっていても場所が変われば味の印象はかわるもの。だから今のうちに思い出をたくさん作っておこうと思う。

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和牛切り落とし肉の鉄板焼きの定食にする。
ここで一番好きな料理。
おそらくここで一番多く食べた料理でもあってオキニイリ。

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昔はタレが一種類。
たまり醤油に芥子を溶いた芥子醤油だけだった。
今では焼き肉風のカルビだれも用意されてはいるけれど、芥子醤油でなければここの鉄板焼きにはなってくれない。
それでこれ。
ご飯にとん汁、鉄板にのってジュージュー音をたてる野菜に牛肉。牛肉の脂をまとった野菜がツヤツヤ光ってみえて、これはおそらく世界で一番贅沢な野菜炒めに違いない。

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肉や野菜を辛子醤油にとっぷりつけて、まずはご飯の上にのっける。
ご飯と一緒にハフっと食べる。脂ののった和牛の肉は甘くてうま味が強くって、奥歯を叩く頑丈さ。芥子の辛味と香りが脂をおいしくさせる。

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炒めたタマネギはシャキシャキ甘く、ピーマン、ニンジンの香りもおいしい。キャベツは甘くもやしはシャキッとみずみずしい。
タレをまとった鉄板焼きを乗せ続けることでご飯がどんどん育つ。たれの風味と芥子の辛さ。肉の脂の甘みで覆われ口の中でご飯の粒がカラコロ転がるように感じるオゴチソウ。豚バラ肉がたっぷりはいったとん汁もオキニイリにて満たされる。


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