セルフサービスというサービスの本来
新宿駅の駅ビルの一階に「パシフィックベイクハウス」ってお店があります。
今年の春にできたばかりのお店で、夏にはバエ系ソフトドリンクでバズってた。
それもすっかり落ち着いたよう。
できたばかりのときにドーナツを食べにきた。それはそこそこ。もしかしたらブラウニーがあるかもしれないって思ってきてみた。
ショーケースの目立たぬところにありました。
地味な色合い、形ですからカラフルスイーツの影に隠れて居心地悪げにありました(笑)。
コールドブルーをお供にもらって食後をのんびりすることにする。
コールドブリューがでてくるタップがカウンターに設られてて、グラスを置くと自動で注がれ一定量注ぎ終わったら自動で止まる。
こういう工夫って男子がよろこぶギミックだけどここのメインの客層に響くのかしら…、って思ったりもする。どうなんだろう。
ふっくら系のブラウニーです。
空気をたっぷり含んだ粗い生地。ナッツが一個彩り添えている以外は見事に茶色い煉瓦のようです。
…、と写真を撮りながらブラウニーの下に敷いたお店のロゴ入りの紙がうるさく、お店の宣伝を無理やりさせられてるみたいに見えるから取っ払う。
商品が主役のお皿になりました。
割るとボロっと崩れてちらかる。舌に乗せると最初は乾いて感じるものの舌の水分を吸い込んで徐々に重たくなりはじめる。
そして突然、ねっとりとろける。ブラウニーマジックのような食感はやはりたのしい。オキニイリ。
ちょっと酸味が強めで味は明るい感じ。チョコの苦味や甘味は軽やか。酸味の強いコールドブリューと相性が良くてこの組み合わせはドーナツ以上。いいなと思う。
パシフィックという言葉通りに湘南とハワイがシームレスにつながったみたいなお店の空気感もよくって、今まで新宿にありそうでなかったお店。悪くない。
ただお店の人が無愛想なこと天下一品。
もしかしたらボクみたいなおじさんのひとり客はウェルカムされていないのかしら…、って思ってしばらく観察してたけど、お店の人はみんな仏頂面。
たのしそうじゃないんです。
かわいらしい女子揃いでニッコリすればもっとキレイにみえるのに。
もったいないなぁ…、採用基準は気立じゃなくて見た目なんだろうって思っちゃうほど。
それにネ…。
お店の状態が総じて良くない。どう良くないのか、なぜそうなるのかをちょっと考えてみましょうか。
お店の構造に迷いがあります
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