エビはなんで曲がっているの?
先日、エビフライを食べているときに若い人にこんな質問をされました。
エビには丸まるエビと真っすぐなエビの2種類があるんですか?
質問の意味がにわかにわからずキョトンとしていたら続けてこういう。
料理すると丸くなるエビと、こうして真っすぐになるエビがあるじゃないですか。
小さなエビは丸まる。
大きなエビは真っすぐになる。
小さいエビは丸まっていて、大きくなると背中が伸びるんじゃないかと思うんですけど、違いますか?って。
料理をなさる方であれば答えはわかりますよね。
エビは海の中で移動するとき、全身をぴくんぴくん弾くようにする。
バタフライ泳法です。
だから腹筋が発達している。
加熱するとその腹筋が縮んで内側に丸まる。
それだと見栄えが悪かったり、加工しづらいからお腹側の筋肉を何ヶ所か切ると熱を入れても真っすぐなまま。
このピンッと揚がったエビフライは、お腹の筋を切ったエビなんだよ。
そう説明したあと、「だって海の老人だからね」って言ったら、今度は若い人がキョトンとする番。
今日はエビの話をしましょう。
ボクの大好きなエビの食べ方を最後にちょっとおすそ分け。
めでたい食材、海の老人
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