見出し画像

そして食後のシュークリーム

ビーフン東で食事をしたら〆に銀座ウエストに行く。

最近、好きな行動パターン。
だって歩いて5分ほど。
次の打ち合わせも銀座7丁目…、銀座ウエストの近所だしねと言い訳だったらいくらだって思いつく(笑)。
問題は席があるかどうかということ。ドキドキしながら早足できて、ドアを開けたらオキニイリの席があいてた。ありがたい。
今日はゴルゴンゾーラのシュークリームと食べようと、歩きながら決めていた。お供はコーヒー。
たのむとお店の人が一旦外に出て、通りに面した売店までシュークリームを取りに行く。なんだかボクのために買い物してきてくれたみたいでにっこりします。

掌サイズの大きなシュー生地。
上の部分をあけると白いクリームが白バラみたいな形にしぼられている。

生クリームにゴルゴンゾーラチーズを混ぜた大人仕様のクリームです。
ナイフですくって蓋の部分に塗りつける。

土台の部分は2つに切ります。
クリームをすくいとって少なくなった部分と、そこ以外。すくいとった部分は生地とクリームのバランスがよく、その両方の風味や味をたのしめる。

クリームがたっぷり残ったところは、生地がすっかり気配を消して、ゴルゴンゾーラ風味のクリームを手づかみしながら食べてるみたいな気持ちになれる。

ポッテリとしたカスタードクリームと違って口溶けなめらか、ゴルゴンゾーラの塩味が甘みを引きしめ後口すっきり。
たっぷり口の中にあっても重たく感じないのがステキ。
最後にほんのちょっとのクリームを塗りつけた生地を残して食べる。

気泡をたっぷり含んで焼けた生地は軽やか。乾いた生地が壊れて口をくすぐる感じがまたたのしくて、焼けた小麦の香りがフワッと鼻から抜ける。口の中をスッキリさせるおゴチソウ。

BGMはグリークのペールギュント組曲でした。室内管弦楽やピアノ、バイオリンの小曲が多いこの店でオーケストラの曲がかかるのは珍しい。
「山の魔王の宮殿にて」からシュークリームを食べはじめ「アラビアの踊り」で食べ終え、「ソルヴェイグの歌」を聴きつつコーヒーおかわり。そろそろ席を立ちましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?