セムラにコーヒー。北欧ケーキがおいしい季節になりました
オスロコーヒーでのんびりしようと思って来てみる。
甘いものが食べたかった。ドトールコーヒーに行けばミルクレープ。カフェベローチェだとコーヒーゼリーかプリンと食べるものが決まってしまう。
オスロコーヒーのケーキ品揃えは四谷三丁目交差点のお店の中でも一番豊富。季節感もあって好き。
お店を入ったところに大きなショーケース。ペーパードリップの器具がズラッと並んでヒートランプが赤く照らした景色が、おいしいケーキを召し上がれって言ってるようでいい感じ。
さて今日はどんなのがあるんだろう…、と思ってみれば北欧的なケーキがズラっと並んでました。
冬が近づき、北欧菓子がおいしいい季節になったんだろうと思ってしばし吟味する。
アップルストゥルーデルは先日食べた。
ナッツをギッシリ貼り付けたチーズケーキ、オストカーカも気になりはする。
でもひときわ気になったのがセムラ。
アーモンドクリームのブリオッシュというのをどうにも食べたくて、それを選んだ。
コーヒーを落とす時間が5分少々。
番号呼ばれてとりにいく。
ブリオッシュ生地でクリームを挟んだ形状。
ブリオッシュの上にたっぷり粉糖散らして仕上がっていて、かなり分厚くしかもズッシリ重い。しかも生地が硬めで、かぶりつくのは難しい。
ナイフで一口大に切り分ける。
これが案外むつかしく、真ん中にナイフを入れて指で軽く押さえてザクっとナイフを下ろす。
生地に空気の穴が空いてはいるけれど、密度が高くてしかも生地がペットリ湿ってる。
食べると舌の水分をたちまち吸い込み口が一瞬乾くんですね。
そこにアーモンドクリームが溶け出してゆっくり潤う。ブリオッシュ生地はほのかに塩気を帯びて頑丈。
噛むとザックリ歯切れて潰れる。
アーモンドクリームは一転なめらか。細かく刻んだオレンジピールが食感、香りを添えているのが大人味。
甘くて塩っぱく、硬くてやわらか。フランス菓子にはないおいしさにウットリしました。オキニイリ。