渋谷、吉野のあいのり丼。炭の力に圧倒される
昼に「吉野」。
鰻と焼き鳥のおいしいお店。
その両方をたのしめる「あいのり丼」を選んでたのむ。
家族でやってるお店です。お父さんが炭場に立って息子さんが料理を盛り込み女性陣が配膳していく。
仲良きムードがお店の空気をおいしくさせる。
カウンターの中が炭場で、煙がお店に流れ出してくる。
おいしい空気が一層おいしくなっていくのにニッコリします。
開店と同時に満席の人気ぶり。じっくり時間をかけて料理ができあがる。
鰻がひと切れ。ボクが好きな尾っぽの部分。
焼き鳥がふた串分にピーマンにネギがご飯の上にぎっしり並ぶ。豆腐の汁に野沢菜の漬物がつきひと揃え。
焼けたピーマンの緑の香りが立ち上がり鼻をくすぐる。
ピーマンの焼き加減といいネギの焦げ具合といいうっとりするような出来栄えに、食べる前からもうおいしい。
うなぎはふっくら、浅蒸しだから焦げたところはさっくりしていて脂もほどよい。どっしりしてる。
ご飯は硬め、タレは若干甘めに仕上がっていてご飯の上には刻み海苔。もも肉をひと口大に切り分けて焼いた焼鳥はムチュンと肉感的な食感で、皮をしっかりひいているからさっぱりしていて食べやすい。
なにより野菜がおいしいのネ。ネギはバキンと砕けるように歯切れる。周りは辛味をまだ残してて、芯はあまくてとろけてく。ピーマンはパリパリ音を立てて壊れていく。
炭の力ってスゴいんですネ…、焼けているのにまだみずみずしく焼かれる前の余韻を残して仕上がっている。
鰻もおいしい。けれど鶏肉のみずみずしさと野菜の迫力は格別でそれらをそれぞれひとつづつ、ご飯に乗せて〆としたました。おゴチソウ。
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