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また来なくちゃ…、と思えるしあわせ、グッドモーニングカフェ

千駄ヶ谷のグッドモーニングカフェで朝食。
車ばかりでほとんど人が歩かぬ幹線道路の歩道で移動です。iPod proを耳に嵌め、歌を歌いながら歩いた。
伊藤咲子の「木枯らしの2人」を二度歌い、「青い麦」を経由して「黒百合の歌」を歌い終え一息ついたらお店に到着。
ちなみに「黒百合の歌」は1954年に公開された「君の名は」の第二部の主題歌。
狂おしいほど激しい愛の世界を歌い上げる名曲で、いろんな人が歌っているけど伊藤咲子の圧倒的な歌唱力に打ちのめされた。今、1番のオキニイリ。
さて、グッドモーニングカフェ。

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今朝ものんびりしたムード。いつもスタッフに「今日もありがとうございます」って挨拶されてニッコリとなる。キビキビしていてなのに忙しなくない。作業は確実で歩き姿がうつくしく、何より気がきく。笑顔も抜群。

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スープブレックファストを選んでたのむ。
今日のスープはクラムチャウダーだという。

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たっぷりのサラダにパンが2種類。湯種のブリオッシュとイギリスパンでどちらもバターでこんがり焼いたの。
追加でベーコンと目玉焼きをのっけてもらう。すると「目玉焼きはいつものようになさいますか?」って。えっ?て顔して彼女を見たら、白身はしっかり焼いて黄身は半熟、ひっくり返さず縁を焦がして…、でしたよね、って。
この人に任せておけば大丈夫って信頼できるサービススタッフがいてくれる店はステキなお店。店の雰囲気もいい。料理もおいしいけれどこの店のステキなところは、そういう人がいてくれること。それでよろしくってお願いをした。

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出来上がっ目玉焼きの素晴らしいこと。
白身はブクブク沸騰した跡がしっかり残ってる。黄身の上には薄い膜。
まずブリオッシュの上にそっとのっける。

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円形の断面をしたパンが「目玉焼きをここにのせて…」って言ってるみたいに見えて仰せの通りにのせてスパッと切ってみる。
見事に半熟の黄身がとろりと溶け出し、それをブリオッシュが受け止める。
口溶けのいいブリオッシュです。

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焼けた白身よりやわらかで、だから前歯が意識することなく、のせた目玉焼きに集中できる。プルンと白身のハリのある食感が黄身を飲み込みとろけるブリオッシュを一層おいしくしてくれる。

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サラダ野菜は多彩で軽くドレスする程度のドレッシングをまとって野菜の持ち味忘れず、体を中から潤すおいしさ。シャキシャキとした歯触りに、キャロットラペのコツコツ奥歯を叩く感じが心地よい。
焼いたベーコンはイギリスパンのトーストと一緒にパクリ。ザックリとしたトーストにひんやり脂が染み込みおいしい。

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ちょっと残したトーストをクラムチャウダーに浮かべて巨大なクルトンにする。アサリに小さなホタテにしめじ、レンコン、ジャガイモ、玉ねぎ。多彩な具材がそれらそれぞれの食感、持ち味もちよってスープの中で居心地良さげにしているチャウダーで気持ちもしっかりあったまる。
年内正月とずっと休まずやってるという。ただ朝食だけは三ヶ日お休みで、「年内はこれで最後ですか?」と聞く顔がちょっと悲しげで、またくるかもって思わず答える。
それなら「良いお年を」はそれまでお預けにいたしましょう、と笑顔でニッコリ、挨拶された。またこなくちゃね…、って思って笑顔で店を出た。


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