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熱いご馳走、地獄的そば

今日、昼ごはんを食べた中野の更科総本店には地獄を名乗る蕎麦がある。
「地獄そば」っていう料理で、これが一風変わってる。

茹で上げのそばを洗わず〆ず、そのまま器に盛り付けて鰹節や海苔、ネギと薬味をたっぷり盛り付けて生の卵の黄身を落として出汁をざざっとかけまわす。
よく混ぜ食べるという料理で、混ぜる瞬間、蕎麦が蓄えた蒸気がおそろしいほどの勢いで噴き出しまるで地獄の釜が開いたがごとき。
しかもずっと熱々が持続するから目に地獄、舌にも地獄の地獄そば。

ボクは生の卵が苦手だったから、卵抜きでお願いしたことがあって、その熱さたるやまさに地獄。
おいしいのだけど難儀しながら食べてたら、「生の卵が温度を下げてくれるんですけど、本格的な地獄を経験されたければたまご抜きがピッタリですネ」ってお店の人から言われて、なるほどなぁ…、って思った次第。

以前、悪魔のように辛い食べ物の話をしたけど、今日は地獄の熱さをもった料理の話。
これから本格的に暑くなってく季節に熱い料理でお腹の中から汗をかくのも悪くない。


昔、美味しんぼで紹介されてたそばの食べ方

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