回転寿司はエビがイカがおいしければよし
銀座から銀座線でスルッと渋谷。
ふたりでチームを組んでお手伝いしていたお店が渋谷にあって、だから一時期よく来てた。
小腹が空いたら寿司でもつまむかって「天下寿司」によく来てた。
オキニイリの回転寿司の小さなチェーン。
中央線沿線と山手線の渋谷から大塚という限定エリアに現在6店。昔は渋谷に2店舗あったけど今では一軒。昔からのオキニイリ。
いつもは入り口近くの席につく。今日は珍しくお店の奥の職人さんの手元が見える席をもらった。
背中に小さな厨房がある。そこでは巻物類が作られていて、一番奥に洗い場がある。お皿が次々洗われて、板場に届けられ続ける様…、なかなか壮観。
寿司ロボットはなし。シャリ玉を使うことなく一から職人さんがシャリを握って寿司にしていく。
昔の当たり前がなんでこんなに珍しく、そして貴重に感じられるんだろう。日本の食は10年くらい前からちょっとおかしくなったような気がする。なやましい。
インバウンドさんも多い店。
わさびがベルトを流れてく。わさびをたっぷり醤油でといて寿司につけると魚の生臭さが消えるから。ボクも案外、わさびたっぷりの寿司が好き。
正直なすし屋はエビとイカを食べればわかる…、っていうのがタナカくんの持論。
この店は合格店です。歯切れ感ととろけ感、甘さ、うまさも十分なイカ。エビはむっちり甘くて、香りも華やかで人肌のシャリと相性がよいおゴチソウ。
漬け3貫というサービス品。
鯛にサーモン、マグロの甘み。水分がほどよく抜けてピトッと舌に張り付く感じが肉感的。
イカゲソを食べてみました。
薄くそぎ切ったゲソにたっぷり甘いツメ。噛めば噛むほどに旨みが滲んでこれはおいしい。オキニイリ。
〆はカンワサ。
かんぴょう巻きにわさびたっぷりという定番メニュー。甘くてカラメルっぽい香りがおいしいかんぴょうにビリビリするようなわさびの辛み。噛めばそれが甘みに変わり、青い香りが鼻から抜ける。威張らぬ値段もおゴチソウです、おいしかったと空から声が聞こえます。
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