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コーヒー屋さんで空也もなかを食べられるとは

打ち合わせまでちょっと時間があって「トリバコーヒー」。

昼休みの時間だったから人が多くてとてもにぎやか。
セルフサービスだからレジ前に並んでいたらショーケースの上にガラスの覆いをいただくお皿をふたつ見つける。

片方はカヌレ。
去年あたりからカヌレを流行ろうとしている空気がぷんぷんあって、いろんなところで売っている。
しかもそれが案外高いことにびっくりで、ここもブームにのっかっちゃったか…、って思ってもうひとつのお皿を見たらびっくり。
なんと「空也もなか」でござんした。

銀座の手土産…、いやいや東京の手土産の中でも最上級に希少なお菓子。
予約しなくて手に入れられず、予約もなかなか入らぬほどの人気の最中。
こりゃ食べなくちゃとひとつもらって、ブレンドコーヒーと一緒に食べる。

最中としては若干小さめ。なのにずっしり重たく感じる。
生地はパリッとしてないのネ…、しっとりしていてけれど湿気った感じがするかというと香ばしい。

前歯に軽く抵抗するように歯切れてムチッと一瞬、前歯を包む。
なのに決して張り付かず包んだ餡子と一緒になってゆっくりとろける。
不思議なことにその段階で、生地の芯がバリッと壊れる感じがするのネ。あぁ、やっぱり最中だったんだって。

最中の生地が張り付く感じが苦手なボクの、これは数少ない例外的なオキニイリ。
酸味が明るいブレンドコーヒーとの相性もよくて体や心の疲れがじんわり癒やされていく。オゴチソウです、オキニイリ。


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