とんかつ屋さんでとんかつ食べず、キスとイカ
ひさしぶりの豚珍館。気軽な雰囲気。気軽な値段で揚げ物で気軽にお腹いっぱいになれる店。
ビルの２階の小さなお店。
階段下から入り口に至るまでの壁にズラッとメニューが貼り出されててそれを見ながらお店に向かう。
お店に入る直前にお店の人が「ご注文をうかがいます」って聞いてくる。お客さまのほとんどがおなじみさんで、迷わず食べたいものを注文。席に案内されていく。
はじめての人はちょっと戸惑う。
お店の人はせかすことなく注文が決まるのを笑顔で待ってくれるやさしさがいい。
今日もニギヤカ。
オープンと同時に満席。それからずっと待ちの行列という人気ぶり。
おじちゃんたちの楽園にきつい香水のインバウンドねぇさんが混じっているのがご愛嬌。
ずっと前から食べてみたかった「イカキスフライ」を選んでたのむ。イカとキスのフライの盛り合わせ。とんかつ屋に来てとんかつ食べぬ…、それも贅沢。
山盛り千切りキャベツにフライ。
大盛りご飯に豚汁がついて７３０円。
甘口、辛口のソースの他に赤いソースが用意されてる。
昔は「スイートイタリアン」ってシールが貼られていたけど今は無印。
ガーリッキーなスイートチリソースなんですネ。
甘くてピリ辛。
かなりパンチのある味で千切りキャベツにかけて食べるとおいしいったらありゃしない。
キスのフライは一枚、イカのフライが３本、お皿にたっぷりマヨネーズ。芥子をくわえて辛口ソースと一緒に食べる。
ここのフライは衣がバリッと香ばしく、歯ごたえあってご飯がすすむ。腹ペコのときにはタナカくんとよく来ていた。
なにしろご飯も汁もおかわり自由。ボクの隣のおじさんがご飯大盛りでおかわりし、半分食べたところでこれまたおかわりの汁をぶっかけサラサラ食べてた。漢な食べっぷりに惚れ惚れしました。
弾力のあるイカがサクッと歯切れる。甘くてパン粉と混じってとろける感じがなかなか旨い。キスは衣を食べてる感じ…、それも乙。
キスのフライの下に茹でたとうもろこしが隠れてる。他の料理にはないから多分、シーフード関係のフライ限定なんじゃないのかなぁ。
そのまま食べるのは面倒くさくて、ご飯にのせてほんのちょっとだけ醤油をかけてハフっと食べる。
とうもろこしがプチプチはぜて口の中を甘くするのがオキニイリ。
ここの豚汁がまた旨い。
具材は少ない。大根、それから豚肉の端材を細かく刻んだものだけで、でもおいしくておかわり自由。一味をかけてふうふう食べて、おかわりしました。あったかい。