マキアート一杯分の待ち合わせ
待ち合わせで「マキアート時間」がぽっかりできた。
10分から15分。
カフェラテやカプチーノを飲むにはせわしなく、シングルショットのマキアートを飲むのにほどよい待ち時間。
場所は新宿。セガフレードぜネッティにくる。
満席になることがほとんどなくて、けれどほどよくにぎやかな店。
一階は通りに面したカウンターだけ。そこに座ると通りを歩く人の様子をぼんやり眺めることができるのも退屈しないで待てるのがいい。
タナカくんと新宿で待ち合わせするときはここでというのが多かった。
遅刻常習犯のタナカくんが先に来ることはまずなくて、カウンターに座ってぼんやり外をみているとニコニコしながら急がずゆっくりこっちに向かって手を振ったりする。
遅れてるんだから走ればいいのに…、って思うもこちらもニッコリしながら「思ってよりも早かったね」なんて言ってしまうのが悔しいようなうれしいような。なつかしい。
上に浮かんだミルクの泡がなめらかです。
スプーンですくうと泡が垂れ落ちるようでいてしっかりスプーンにしがみつく。
舌にのせるとふわっと撫でてしばらくそこに留まって、ゆっくり消える。ミルクの甘みにエスプレッソの苦味と香りを残してなくなる儚いゴチソウ。
ほどよくぬるくエスプレッソの香りや味をこころおきなく味わえる。
今日はちょっと酸味を強く感じます。
ストレスを強く感じたり睡眠不足のときに酸味を強く感じる…、なんていう。
そういえば昨日はちょっと睡眠不足。今日は早めに寝ましょうか…、って思って時計をみたらそろそろ待ち合わせどき。急いで席を立ちました。