オスロの朝食
「オスロコーヒー」で朝ごはん。
コーヒー一杯500円。朝の時間はそれに無料でトーストとゆで卵がついてくる。
それを狙っていつもは朝からにぎわっている。
なのに今日は4組ほどしかいらっしゃらない…、静かな空気にのんびりします。
入り口レジで注文をしてお金を払い、それからハンドドリップでコーヒー落とす。
だからちょっと時間がかかって、客席につき少々待ちます。
急ぐ朝には向いてないけど、朝の時間を無駄遣いする感じもたのしい。
そういえばこの店になるまでここは風月堂の喫茶室があったんだった。
ケーキの工場付きのお店でそこそこ重宝してた。でもお店がいかにも昭和な感じでパッとしなかったのが閉店の理由だったのかなぁ…。
ノルディックな今のお店の雰囲気はカフェっぽくもあり使い勝手がよくて好き。
5分ちょっとで料理は完成。
厚切りトースト半分サイズ。
トーストの上にはバター。ゆで卵にポーションパックの塩がある。まずゆで卵の殻を剥く。
卵が新鮮だったのでしょう…、これがかなり難儀しました。
殻に白身が張り付いて下半分は表面凸凹。上に向かっていくに従って、膜が剥がれてスルンと剥けて肌はすべすべ。
…、と書きながら、そういえば卵は尖った方を下と考えるのが一般的だって思って笑う。
ゆで卵を半分に割る。
トーストを4つにちぎってひとつはそのまま、
ひとつにゆで卵をのっけて塩をパラッとほどこし残り二つにバターを塗って、ひとつに砂糖をまぶして都合4つのトーストを作って食べる。
ゆで卵の半分はそのまま食べるから全部で5つの料理を食べることになる。
茹でた卵を乗せたトーストは卵のとろけで口の中がまったりとなる。
そのまま食べるゆで卵は白身のプルプル感が強いけれども、トーストに乗せると黄身が俄然主張してとろけていくのね。オモシロイ。
バターを乗せたトーストは口をひんやりさせて塩気や旨みが力強くて、プレーントーストの甘味がおさまり好みの味わい。
なによりブラウンシュガーをかけたトーストのおいしいことにはいつもながらにウットリします。
バターの風味と砂糖の甘味。ジャリジャリ、砂糖が壊れる食感と小さなケーキを食べているよう。
朝の頭が目覚めるご馳走。苦味豊かなコーヒーをゆっくり飲みつつ、朝の時間を無駄遣い。