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坂の上のシュークリーム
「榮林」からなおもなだらかな坂道をのんびり歩く。
坂をほぼのぼりきったところの「コパン」で優雅な昼の〆。
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セルフサービスの喫茶店。
カウンター周りはドトールコーヒーみたいだけれど、ゆったりとした空気がのどか。
入り口入ったところにショーケースがあって自家製ケーキが並んでる。
目当てはシュークリーム。
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コーヒーをお供にもらってテーブルにつく。
お客さまはほぼご近所のシニアさんたち。常連さんたちがおしゃべりする様、まるで社交場。いい感じ。
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好きなシュークリームです。
大きくもなく小さくもないほどよいサイズ。
生地をスパッと上下に切り分けカスタードクリームと生クリームが溢れ出すほどたっぷり絞って蓋して仕上げる。
上に粉糖。
触るとカサッと指をひっかくような感覚。乾いています。
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クリームがたっぷりだからずっしり重く、かぶりつくと中身が溢れ出してきて収集がつかなくなるに違いないから、蓋をとってクリームをのせてパクって食べていく。
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シュー生地自体は軽くてザクっと歯切れてこわれてく。
そこにクリームが混じってとろかす。
舌が触った粉糖がシュワっと揮発するような感じもたのしく、生地の塩気や小麦の香りがクリームの甘味に混じって味がととのう。
ひたすらやわらかいポワポワ系のシュークリームでも、ずっとザクザク生地が主張し続けるパリブレスト系とも違って、カサカサがぽってりに置き換わっていくのがたのしいオキニイリ。
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下半分だけを食べればクリームをずっと支えていたせいで生地もなめらか。クリームが主役のお菓子のようにふるまい、それもよい。
コーヒーの苦味と酸味で舌をととのえのんびり時間を無駄遣い。