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鈴新のかけかつ丼にアジフライをつけました!

昼、荒木町の「鈴新」でかつ丼食べる。

なつかしい店。タナカくんと一緒によく来たお店で、来るといつもかつ丼だった。
趣向の違う3種類のかつ丼があるので人気のお店。ひとつは普通のかつを卵とじにして煮込んだ「煮かつ丼」。鬼おろしをかつに乗せてウスターソースをかけた「おろしそうすかつ丼」。
そして名物がご飯にかつを直接のせて、そこに卵とじをかけて仕上げる「かけかつ丼」。

二人で来ると煮かつ丼とかけかつ丼をたのんで分けてた。
それに揚げ物をひとつ追加するのがいつものことで、冬だとカキフライ、カキのない季節はアジフライがオキニイリ。アジフライを追加した。
カウンターだけのお店で昔はご主人、奥様ふたりでやってた。10年くらい前かなぁ…、息子さんが揚げ場にはいってお父さんはカウンターの外で見守りながらサービスするようになったのネ。
最初は大きな声が出せなかった息子さんも、今日は惚れ惚れするほど元気に受け答えするようになっていた。いいなと思う。

まずアジフライがやってくる。
豚汁に大根、きゅうり、キャベツのぬか漬け。
今日の小鉢は炊いた飛龍頭、さやえんどうが彩りそえる。
そしてまもなくしてかつ丼完成。

丼の縁からはみ出すかつが蓋を持ち上げる雄々しい姿。
蓋をあけるとまっさきに目に飛び込んでくるのはとろんとカツの上にのっかる卵とじ。

卵と出汁で作ったブランケットのようでウットリ。
カツは厚めで脂ひかえめ。細かなパン粉がぎっしりはりつき噛むとパラッと散らかっていく。

ラードで揚げているからパン粉が甘くて香ばしい。
肉はがっしり、顎においしく噛むとジュワッと肉汁滲む。塩や胡椒で下味がしっかりついているから卵とじを被っていない両端もそのままおいしく食べられる。

卵とじはほどよく甘く出汁がしっかりきいていて卵とろとろ。とは言えしっかり熱の通ったとろとろで、白身がブルブルしていないから生の白身が苦手なボクにもありがたい。
作っているところをみていると煮かつもかけかつも出汁の量は同じ。煮かつはパン粉が出汁を吸ってしまうけど、かけるだけだとつゆだく状態。ご飯がザブザブするのがボク好み。
シャキシャキとした食感を残して煮込まれた玉ねぎもたっぷり入ってしみじみおいしい。

アジのフライはほどよき厚さ。新鮮なアジはふっくら、おいしくてサイドについてくるマカロニサラダがこれまたおいしい。マカロニが硬めで酸っぱめ。ちょっと大人の箸休め。


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