できたばかりのPOSS COFFEE。パリブレストがおいしいの!
先日、おにぎりリッツボンのマダムに教えてもらったエスプレッソカフェに行ってみようと思って歩く。
「POSS COFFEE」って名前のお店。
場所は新宿二丁目。
オキニイリのオールシーズンズコーヒーの斜向かい。
二丁目のメインストリートに面したゲイクラブが地下にあるビルの一階というなかなかのロケーション。
オフィスビル仕様のそっけないビルの一角にテイクアウト用の窓が開いているけど、入り口がどこにあるのかわからない。
ビルを入ると白い壁と同化した鉄扉にPとペイントされてる。
ここが入り口か…、と思って開けると店でした。
モノトーンでタイトな空間。
BGMはクラブっぽい。
…、と言って冷たい感じかというと空気はおだやか。にこやかな女性スタッフのムードが空気をあたたかくしているんでしょう。
パリブレストをたのんでお供にコールドブリュー。
たのむと生地にクリームを絞って提供してくれるのネ。
生地はガリっと硬くて、クリームはとてもなめらか。切ろうとフォークを当てると潰れる。
手で持ち上げてガリっと齧る。
生地がザクっと壊れてちらかり、トロンとクリームが流れ出してくる。
笑ってしまいそうになるほどおいしい。
焦げた砂糖は香ばしくスライスナッツの香りもあざやか。
生地は軽くて口のすみずみくすぐりながらカラメル味のクリームと混じってとろける。
クロッカンとかカンノーロとか、ザクザク感をたのしむお菓子の延長線上。なのにクリームがなめらかでとろける感じもたのしめる。
生地の間から溢れ出したクリームがお皿を汚す。
フォークですくったり生地にまとわせて食べたりするもお皿の上に残ってしまう。お皿に食べさせるのは勿体無いから指でぬぐってキレイに食べた。
コールドブリューはやさしい味わい。自己主張をあまりしない仕上がりとでもいいますか…、苦味も酸味もおだやかでうるさくないのネ。
けれどしっかりコーヒーらしい味がする。
お店の人とちょっとおしゃべり。
同業のオールシーズンさんが仲良くしてくれるのがなによりうれしくって、みんなで頑張ってこの界隈がコーヒーのファンが集まるエリアになればいいなと思っているんです…、って。
応援したくなりました。