今の時期のテラス席は格別
昨日、SNSで友人がアップしていた画像。
緑豊かな庭園に生成りのパラソルが並んだしたで食事をしているたのしい画像で、しかもキャプションに「新宿でランチ」とあった。
多分、高島屋のレストラン街。
屋上庭園を上手に使ったテラス席のあるお店が何軒かあって、とても気持ちいい。それでとボクらもそこにしてみる。
つばめグリルにやってくる。
店内にしますか、それともテラスになさいますか?と、聞かれて迷わずテラス席。
座った目線にあるのは木々だけ。だからここが新宿の駅の真上と思えぬ景色。雨の気配のほどよく湿った、けれどすずしい風がときおり吹いてきて気持ちいいことこの上ない。
つばめ風ハンブルグステーキのランチをたのむ。するとすかさずトマトサラダがやってきて、メインの向かってのお腹の準備がすぐできる。
昔はトマトの果肉をくり抜いて、中に千切りにしたキュウリと蟹肉のマヨネーズあえを詰めた「トマトのファルシサラダ」がやってきた。手間がかかるけどサラダを超えた料理が最初にやってくる…、っていうのがステキで好きだった。
今は冷やしたトマトを千切りキャベツにキュウリ、蟹肉のサラダの上にのっけただけ。
似た味ではある。けれどやっぱり味、食べ心地はまるで別物。ただカチッとした身質のトマトは酸味がしっかりしていておいしい。しかも芯まで冷やされていて口からお腹がひんやりしてくるおゴチソウ。
バゲットをこんがり焼いたトーストがきて、そしてメインのハンブルグステーキ。
フライパン状の鉄板の上に、パンパンに膨れ上がったアルミホイル。
丁寧に端の部分が閉じられている。
なのにおいしい香りと一緒に湯気が隙間から噴き出していて、耳を澄ますとグツグツ沸騰する音がする。
ナイフでスパンっとアルミホイルに切り目を入れて、ペリペリめくる。
それと一緒においしい香りが一気に花をひらかせて、アルミホイルの中の全容が姿をあらわす。
ハンバーグステーキにビーフシチューがたっぷりかかりアルミホイルの中はシチューのソースがグツグツ。ベイクドポテトをアルミホイルの上に移してハフハフしながらひたすら食べる。
合いびき肉を表面だけはこんがり焼いて、中はふっくら。ソースをたっぷりまとわせながら食べると口が潤う感じ。肉汁系じゃなくてこれはソース系。
シチューに一個。大きな塊の牛肉がゴロンと転がり入ってる。フォークの背中でちょっと押す。するとほろりと繊維がほぐれる。それを取り上げソースと一緒にご飯の上にのっけてパクリ。
おいしいなぁ…、キチキチ繊維が奥歯を痒くしてくれる、ハンバーグとは違ったシチューの食感たのしい。
ベイクドポテトは皮ごと食べる。ボクの親父がずっとこだわり続けた食べ方。確かにこんがり焼けた皮の食感、香ばしさ。ふっくらほどけるような芋の中身の食感がよきコントラストで味わい深い。
アルミホイルの上に残ったシチューの上にご飯をのっけてパクリと食べる。満たされる。