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書き仕事とオスロコーヒー
朝からのんびり書き物したくて「オスロコーヒー」。
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家ですればいい仕事。でもお外ですると不思議といろんなことが思い浮かんではかどる不思議。
特にオスロコーヒーのほどよく落ち着いた照明と、ほどよき高さのテーブルに硬めの椅子が考えごとをするのに最適。
それに朝はすいてるものネ…、と思ってきたら、これがびっくり。8割かたの入りでした。
ブース席におばさまたちが肩を寄せ合いギッシリ座って、おしゃべりしながらときおりキャッキャと笑う景色がほほえましくて、でも話の内容がどうにも気になる。
ユーミンみたいに創作活動のヒントにできればいいのだけれど、静かな場所を探して座る。
聞き耳立てると仕事にまるでならないものネ(笑)。
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アイスコーヒーをお願いしてモーニングセットをつける。…、というかアイスコーヒー500円に無料でトーストとゆで卵がついてくるというコメダ珈琲的モーニング。トーストをよく焼きにできますか?って聞いたら、がんばってみますとニッコリ。
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確かにいつものトーストよりも縁の部分が焦げていました。
トーストの上にはバター。
ゆっくりとけてトーストの中にじんわりしみこんでいく。
ゆで卵をむきます。
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朝の喫茶店でゆで卵を食べるとき。
殻がスルンと剥けますように…、と祈るような気持ちになります。
キレイに剥けるとその日一日がいい日になりそうな気持ちがするから。
コンコンテーブルの上を叩いてヒビを入れ、ペリッと剥がすとなにやらうれしい予感がしてくる。
殻と卵の間の薄皮がするりと剥がれていくではないの。
最初は細かく割れたけれど、ある瞬間にペロペロペロッて膜が剥がれて殻が貼り付き剥けていく。
もうそうなるとあとは簡単。あっという間にスベスベ卵が手に入る。
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パカンと割ると茹で加減もほどよくて塩をパラリと施しパクリ。
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プルンと白身がはぜてホロリと黄身が壊れてとろける。幸先よさにニッコリします。
トーストを4つにちぎるとちょうど一切れがひと口分。
バターをそれぞれにぬりたくり、薄めに濡れた二切れはそのままバタートーストとしてまず食べる。
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バターをたっぷり頂いた残り二切れにはケーンシュガーをたっぷり乗せる。一切れに一袋。たちまちトーストはブラウンシュガーまみれになって、食べるとジャリッと砂糖が壊れる。バターに混じって砂糖がとろけ、まるでバターケーキを食べてるみたいな気持ちにすらなる。
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苦くて焦げた香りがこうばしいアイスコーヒーをゴクリとのんで、そしてしばらく書き仕事。