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カレーパエリヤなる珍妙にしておいしいゴチソウ

昼は仕事仲間と一緒にパエリヤ。
「バッカス」というスペイン料理のお店に来てみる。

表参道の裏路地をテクリ歩いたちょっと隠れ家的な場所。
大きなテントの下にテラス席がしつらえられてて、頭上ヒーターが置かれてる。

お店に入ると「店内でよろしいですか?」と聞かれるから、冬でもそこを好む人がいるのでしょう。春や秋には気持ちよさげではあったけど、店内テーブルを選んで食べる。

まずサラダとスープがやってくる。
クリームドレッシングがかかったサラダは葉っぱ野菜の状態がよく、しかもたっぷり。
おもしろかったのがスープで、具材は大根、ごぼうにネギ。
醤油に出汁がしっかりきいてて、どこかおでんの汁を食べてる感じ。スペイン料理のお店でなぜ?って思うもこれが案外おいしくあったまる。

友人はシーフードパエリア。
エビとサフランの出汁がどっしりとした旨味になってなかなかおいしい

ボクはカレーパエリアを選んでみました。

スペインでは絶対食べることができないであろう珍品で、けれどこれがおいしくビックリ。
かなり辛くてスパイシー。
若干みずみずしいドライカレーを食べてるみたいな感覚で、食べ続けると舌がヒリヒリしてくるほど。

ポーチドエッグがついていたから、それで辛みをマイルドにして食べる趣向だったのだろうけど、苦手だからそれは友人に譲ってしまった。
だから心置きなく辛さをたのしみ、お腹の中から汗をかく。
具材は厚切りベーコン、チョリソにトマト、ピーマンとシンプルだけどどれもがカレーとよくあってよし。

パエリア鍋に張り付いたおこげがひときわ味わい濃厚。キレイにこそげてお腹もいっぱい。オキニイリ。


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