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セガフレのパニーニマルゲリータ
セガフレードザネッティで朝。パニーニのセットのマルゲリータ。
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マルゲリータ…。
トマトソースにモツァレラチーズ、それからバジル。
イタリアの国旗の色の食材でできた料理ってなんだかめでたい。
ちなみにイタリアの国旗の起源はフランスの三色旗。青は平等、白は平等、赤は博愛というのに習って、緑は国土と自由、白は雪と平等、赤は情熱と博愛を表すという。
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小国の連合体だったイタリアの統一の証の「国土」というのはなかなか重たい。
赤を博愛の象徴と言われてもピンとこないけど情熱の色となれば、なるほどイタリア的です。
これ以上、引きようのないマルゲリータって、例えばそばで言えばかけそば。
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生地はそば。トマトソースが汁でバジルはネギ、モツァレラチーズは揚げ玉だと思えばよく似てる。
お供にマキアートを選んで作ってもらい、番号札と一緒に運んでカウンターのオキニイリの席につき、待つ。
ふっくらとしたミルクの泡がカップの縁から盛り上がるようになっている。写真を撮ってる間にも泡がプチプチ爆ぜて小さな穴が空いてく。ひと口飲もうか…、って思っていたらパニーニ到着。
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プレスグリルで焼かれてできた縞模様が、包んだ紙から透けて見えるのにニッコリします。
取り出してみると以前と形が変わっていました。
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以前はラグビーボールを潰したみたいな形をしてた。
これは潰れたサッカーボール。
ホビ円形で、サッカー王国だもんななんて思ってクスリ変わっていたのは形だけじゃなく、持ち上げると生地が崩れてしまうんじゃないかと思うほどにデリケート。
表面は粗めでザラザラしているように感じるのです。
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食べた感じはまた独特で、以前のパニーニはムチムチ感があってどちらかといえばパン寄りだった。
ところがこれは噛むとボロッと崩れてとろける。
どう表現すればいいんだろうなぁ…、とてもやわらかなアメリカンクッキーみたいな感じといえばいいんだろうか。
不思議な食感。
若干厚めでボリューム感があるのだけれど、口溶けがよくソースと一緒になってたちまちとろけていく感覚が儚くそして肉感的でかなり好きかも。いい感じ。
しかもソースがおいしいのです。若干、ゆるめで煮詰まった感じがしない。フレッシュなトマトの風味を感じることができておいしい。
儚く崩れる生地をつかまえゆっくりとろけて口の中をなめらかにする。その食感がなんとも上等。
チーズ、バジルの風味は控えめ。焼けた生地の香りが際立ち食べはじめると止まらなくなるオキニイリ。
しかもお供のマキアートとの相性もよい。
ミルクの甘みとエスプレッソの苦味、酸味がトマトソースと呼応してひときわおいしく感じるステキ。
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パニーニ食べ終え、マキアートをゆっくり味わい舌の辛さの余韻をたのしむ。カップの中のミルクの泡にエスプレッソが描いたハートマークが最後までずっと残っていることに、ニッコリしました。オゴチソウ。