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朝からビール…、の月命日
月命日の朝。今日はおいしいビールを飲んでやろうと「ベルク」を目指す。
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ホットドッグがおいしいお店。
つまりそれはソーセージがおいしい店ってことでもあって、しかもビールまでもがおいしい。
お酒が好きなタナカくんではあったけど、朝から飲むようなことはあんまりしなかった。けれどとてもいいことがあったときや、機嫌がきわめていいときに、「今日は飲みたい気分だからつきあって」って言われて来てた。
飲むのは大抵、ハーフアンドハーフでそれを飲んでなつかしもうと思って到着。
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入り口脇のサインボードの周りにクリスマスデコレーション。カウンターの上につられたビールグラスもキラキラきれいでニッコリします。
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お供にホットドッグ。ケチャップもマスタードもつけずそのまま。おいしいソーセージをこころおきなく堪能します。
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さっくり歯切れるふかふかパンがトーストされてあったかい。そこによこたう茹でたばかりのソーセージが、パンに守られずっとあったか。うな重が鰻の蒲焼きを冷めぬよう出前するため、熱々のご飯の上にのせたことからはじまった…、っていうのに似てる。
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プチュンと歯切れて肉汁ジュワリと口を潤すソーセージ。一緒に口にやってくるパンがジュースをみんな受けとめゆっくりとろける。そこにビールを流し込む。
苦くて軽い酸味を帯びたビールの味がどっしりとしたソーセージの味をひきしめおいしくさせる。細かなビールの泡が口から喉をやさしく撫で回しお腹の中をあっためる。
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おいしいよぉ…、って宙を見上げて彼の名前を呼んでみた。しばらくぼんやりするつもり。