サンクスギビング目前のパンプキンパイ
間も無くサンクスギビングデー。
パンプキンパイを食べたくなって、今の季節にバビーズならばあるはずだ…、って思って東京駅のヤエチカにくる。
アメリカのパイがおいしいダイナースタイルのレストラン。
サンクスギビングデースペシャルと称してローストターキー、ローストポークの盛り合わせプレートも用意されてた。
でもやっぱりここではハンバーガーを食べたくって、メニューをみたらサルサバーガーのランチがあった。
それにする。
ハンバーガーをおいしく感じる空間ですもの。
骨太インテリアにアメリカ中西部の音にゴキゲンなフロアスタッフ。
サルサバーガーのサイドはフレンチフライ、グリーンサラダ、コールスローが選べるようになっていてフレンチフライをたのめば様になりそうなところ、コールスローを選んで注文。
カウボーイ的アメリカでなくシリコンバレー的アメリカにした(笑)。
まずコーヒー。分厚いマグに洋白製の大きなピッチャー、ブリキ缶にスティックシュガー、木のマドラー。ミルクをたっぷり注いで飲んでメインを待った。15分ほど…。
コロンとしたハンバーガーにコールスローにディルピクルス。
バンズとバンズの間からパティの焦げ色、とろけたチーズと真っ赤なソース。バンズもこんがり焼け目がついて仕上がっている。バンズの上にはパラリと胡麻が散らかっている。
蓋したバンズをとると、レッドオニオン、トマトにレタス。
正方形に几帳面に折り畳まれたレタスにトマトをのせてまず食べる。レタスがシャキッと歯切れてトマトがクチュッと潰れみずみずしくて、前菜サラダを食べてるみたいな気持ちがしてくる。
続いてコールスローを食べながら、パティを覆ったサルサの上にレッドオニオンをのせてバンズを戻し、サルサチーズバーガーを仕上げ、コールスローの器を皿から外して本格的にサルサバーガーを食べることにする。
ナイフでザクっとふたつに分ける。
あぁ、うつくしい。
気泡を含んで仕上がるバンズ。
甘み控えめでそっけない味。軽い食感、口どけも良くパティのおいしさを邪魔せぬ、身の程知ったよきバンズ。
まだ肉色を残してなのに表面カリッと焼かれたパティ。
サルサの赤が食欲さそう。目のオゴチソウ。
食べると最初にやってくるのがカサっと乾いた軽い食感。
バンズもパティもしっかり焼かれて、だからカサッと前歯をくすぐる。
脂を焼き切ったパティもサクサク。肉汁が挽肉のひとつひとつに閉じこもっていてジューシーじゃないのだけれど噛めば噛むほどにバンズと混じってとろけていくにウットリします。
サルサはピリピリ辛くてうまい。トマトの酸味と甘味が辛みに混じってパティの脂をおいしくしてくれる。しかも後口スッキリで、次のひと口をねだるおいしさ。
バンズとピクルスでお皿に残ったパティの脂やソースを拭って舐めたようにお皿もキレイになりました。
そして〆のパンプキンパイ。
たっぷりの生クリームを従えやってくる。
軽い仕上がりの生地の土台にぽってりとしたかぼちゃのフィリング。生地の上では若干ボソッと乾いた感じ。口に含むと唾液が混じりゆっくりとろけてなめらかになる。
シナモンの香りにかぼちゃの甘みに風味。生クリームをのせて食べるとなんともおいしい冬のご馳走。あと1ヶ月でクリスマス。