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アメリカの白い天井

アメリカではなるべくいいホテルに泊まることを心がけていました。
金で買うことができる安全の最たるものが宿泊先。
いいホテルは安全な立地にあって、セキュリティーも万全、安心して滞在することができるからこだわりました。
アメリカでいいホテルといえば「白人向け」にできているというのが通り相場。
ロビーでくつろいでいたら見渡す限り…、それはホテルのスタッフも含めてという意味での見渡す限り有色人種はボクひとりというようなこともままあった。

それで居心地の悪さを感じるほどガラスのメンタルではないのだけれどテキサス州のとあるホテルのプールに入った途端、それまで泳いでいた全員がプールサイドに上がってしまった。
見ると彼らはみんな白人。
ボクが泳ぎ終えてプールを上がると入れ替わるようにプールに入るという嫌がらせを受けた時にはちょっと凹んだ。
プールの中でオシッコしとけばよかった…、って思ったほど。

アメリカで上に向かって行こうとすると邪魔するなにかに出くわすことがあるんです。
物理的とか制度的にそういう障害があってはならないことになっているのに、障害がある。
かつて女性が社会で活躍しようとすると必ず「ガラスの天井」に阻まれる。
上が見えているのに先にいけない…、それが男女差別の正体と言われているけど「白い天井」もあるんです。

世界のルールや標準を決めてきたのは白人社会。
オリンピックを見れば一目瞭然でしかも彼らの価値観はなんとも独特…、とそんなことを思ったのは、アメリカの民主党大統領最有力候補のカマラ・ハリスに対するとある運動を聞いたことがきっかけでした。


「ホワイト・デューズ・フォー・ハリス」って何様?

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