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スパゲティをフォークとスプーンで食べちゃう理由②
日本人はそばをズズッと啜って食べる。
特にせいろは、そばの先をタレに浸して空気と一緒に吸い込むからこそおいしい料理。
かつて西洋人が嫌った日本の食習慣で、ところが最近、そば屋でそばをズズッとたぐるインバウンドさんがたまにいる。
と言ってまだまだ少数派。
多くの人はタレにドプッと浸して箸でまとめて持ち上げて、もぐもぐ食べる。
そんな食べ方をしたら、唇をキリッと角張った麺がくすぐるような食感も、適度なタレの塩梅も、そばの香りも味わえないのに…、って思ってしまう。
料理というのは食べ方も含めて味であるはずなのです。
ちょっと自慢をいたしますれば、ボクのスパゲティの食べ方はイタリア人に褒められる。
本当にキレイにしかもおいしそうに食べるわネ…、って。
なによりフォーク使いはイタリア人って言われていつも悦にいる。
フォークにキレイに巻き取られたひと口分のスパゲティが口の中へとやってくる。
舌の上にたしかな重量感のあるスパゲティがのっかって、直後にハラッと崩れて麺の一本一本を舌が感じる。
そのハッとする瞬間がスパゲティを味わう醍醐味。
そのおいしさ、たのしさを一人でも多くの人に伝えたいなぁ…、「フォーク一本でスパゲティをおいしく食べる教」でも作って布教活動をしようかなんて思うほど。
食べる道具は多様な機能をもっている…、のに
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