店が用意した物語にここちよく乗るシアワセ
外食というのは「物語をたのしむ」ということなのじゃないかと思う。
お店側はお客さまをよろこばせようと物語を書く。
その物語を読み解くようにお店を訪れ、メニューを選び、食事をする。
それが外食をたのしむということ。
お店によって物語の種類は変わる。
短編小説のような店もあれば、俳句のごとくヒントだけが用意され、言葉と言葉の間をお客さまが自らつなぐことで完結する物語もある。
読みやすい物語もあれば、難解で事前の準備をしたり経験を積まないと読解できないものもある。
ボクの好きな物語は、押し付けがましさのないひかえめな物語。
読み手によって自由な解釈がゆるされる寛大で深みをもった物語を用意してくれるお店にであうと、贔屓しなくちゃって思っちゃう。
今日、ランチを食べたお店がそういうお店。
随所に伏線が用意されてて、読むに従って姿をあらわす新たな展開に飽きることなく読み進めることができる、おいしい物語の話を今日はしようと思います。
リアリティのある物語、嘘くさい物語
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