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ふっくらとしてなめらかなオムライス

浅草寺さんをお参りし、町をぶらぶら。「リスボン」でなにか食べていこうと思って立ち寄る。

今日もお店の看板のブタさんはニコニコしていてほがらかで、この表情をタナカくんは好きだったんだ…、と思ってパチリ。写真を撮った。
お店の前にメニューの看板。その一番上に「ガルツ」って書かれてて、そういう料理があるんだろうか…、としばらくジッと考えた。
そしてとうとう気づきます。

「ガルツ」じゃなくて「カツレツ」だった!
カツレツって書いているんだって思って見てもガルツに見える。これはもしや確信犯かもって思ってひとりでクスッとしました。お店に入る。

今日はオムライスにしようと思った。
オムライスはタナカくんの大好物。お供に「チョップスイ」を選んでたのむ。

チョップスイは塩味の野菜スープ。
アメリカの中華料理屋さんでよくみかける洋食と言っていいのか中華料理と呼ぶべきなのかわからぬ、けれど不思議とおいしいオキニイリ。
白菜、もやし、ネギににんじん、ピーマン、しいたけ。
それらを油でまずいため塩とブイヨンで味をととのえ仕上げてる。
サクサクだったりシャキシャキだったり、あるいはコツコツ、むっちりと素材の食感がたのしくてお腹がたのしくあったまる。

チョップスイを半分ほども食べたところで、メインのオムライスがやってくる。明るい黄色のたまご焼き、赤いケチャップ、そのうつくしさにウットリします。

スプーンですくってひと口食べる。その独特にまたウットリ。
卵が薄く焼かれているのにふわっとやわらか。
軽く焦げ目がついているほど焼けているのにしっとり感が残ってる。
オムレツと薄焼き卵の間、ちょっとオムレツ寄りって感じの仕上がりがたまらなく好き。

ケチャップライスは硬めの仕上がり。
焼き切られているからでしょう…、しっかりケチャップがまとわりついているのにパラッとちらかる感じ。

刻んだハムと玉ねぎがたっぷり入って食感にぎやか。
ふっくら焼けた卵と混じり合ってとろける感じに、もしかしたら東京で一番好きなオムライスはこれかもしれないって思うほど。

タナカくんが大好きだったキッチンチェックが閉業しちゃってさみしく思っていたところ。これから代わりにここに来ようと思う。オキニイリ。


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