ハロウィンイブのパンプキンパイ
明日はハロウィン。パンプキンパイを食べたくなってバビーズヤエチカにやってくる。
この時期、必ずやってるはずと思って来てみてお店の前のショーケースを見る。
あったよ、あった。ありました。お店のマスコットのブタさんもハロウィンモードになっていて入る前からワクワクしてくる。
さてさて何を食べましょう…。
アメリカンブレックファストのプレートは量が多くて、目的のパイをおいしく食べられなくなるかもしれない。
ならばハンバーガーかなぁ…。スタンダードにチーズバーガーと思ってメニューをみたらマシュルームチーズバーガーがあるではないの。
タナカくんがキノコが嫌いで、それで食べずにいた料理。どうしようかと思っていたら「食べればいいよ」って声が聞こえたような気がしてそれにする。
コーヒーつけて食後にパンプキンパイをくださいな…、ってお願いをしてしばらく待ちます。
コーヒーとミルクのピッチャー。コーヒーが入ったマグにこれは一体なになんだろう…、クマさん?それとも男の子なんだろうか。まぁ、なんであれ愛嬌たっぷり。タナカくんと呼ぶことにした。
まもなく料理が出来上がる。
タワーのように積み上がるハンバーガーにサイドは今日もコールスロー。フレンチフライはまだ我慢。
まずはハンバーガーを解体します。
崩れぬように刺した串を抜くと自然にハラリと壊れる。巻いて形を整えたレタスにレッドオニオン、トマトの輪切り。バンズがグリドルでカサッと焼けてる様子も見える。
まずは野菜をむしゃむしゃと。レタスはパリッとみずみずしくてトマトは甘い。レッドオニオンを食べたらピリッと辛くてこれはハンバーガーと一緒に食べた方がいいなと思うもほとんどお腹の中に収まっちゃった。
かけらを残して本格的にハンバーガーを食べる準備が出来上がる。
それにしてもたっぷりのマッシュルーム。
バターでソテして試しに食べてみるとこれがおいしい。
マッシュルーム独特の香りと旨みが口に広がる。これがパテやチーズと一緒に口の中にやってくるんだと思うだけで、もううれしくってしょうがない。
パカンとバンズを元に戻して手のひらあててしばらくやすます。
その間にコールスローもお腹に収めお皿の上にはハンバーガーが鎮座するのみ。
ナイフをあてて二つに切ります。その断面のうつくしいこと。手のひらを嗅いでみればバンズに沁みたバターの香りにウットリします。
噛むとたしかな歯応えです。よく焼かれた肉はがっしり硬くて肉汁をしっかり蓄え噛むとそれが滲み出す。噛めば噛むほどおいしくなってバンズと一緒にとろけてく。
マッシュルームの香りと旨みが混じってまるでソースのようになっていくのもオゴチソウ。
よく焼けているはずなのにところどろこにロゼ色の肉がみて取れる。肉感的です。色っぽい。焦げた脂の香りもおいしく、端の部分はサクサク揚がったようになっていて、プールサイドで食べたハンバーガーってこんな食感、味わいだったって思い出したら泣けてきた。
〆のパンプキンパイもおいしかったよ。
かぼちゃ独特のボソボソとした食感がいい。キャラメルソースが添えられて苦味がパイの甘みをキリッとひきしめる。
ホイップクリームをたっぷりのっけて口に含むとボソボソ感がなくなってとろけるさまにウットリします。
そういえば、ずっとマグのタナカくんが料理をみながらうらめしそうにしてました。
撮った写真のすべてに写り込んでいるのにニッコリ。一緒に食べていたんだよネ…、って思うことにした。オゴチソウ。