ひさしぶりにはまの屋パーラー。卵焼きのサンドイッチ
卵焼きのサンドイッチを食べようと丸の内線にのって銀座の駅でおり、テクリ。
銀座と名前のついた駅だけど、ほぼ有楽町という場所でちょっと歩くと丸の内。
銀座という町の空気が皇居の空気に変わるきっかけになるのがガード下のトンネルで、ここを通るのがなぜか好き。
トンネルくぐった先に古いビルがあり、その一階にはいつの間にか行列ができるようになったレストランがあり、ビルの地下に「はまの屋パーラー」。
今朝の目的。
まもなくこのビルも再開発で、それもあってか支店を積極的に出している。でもこの店のこの雰囲気と、それになにより思い出がここ1番のオゴチソウ。他のお店にない魅力。
朝の時間にはハーフサイズのサンドイッチに飲み物つきで600円という手軽なセットがあってそれ。
「モーニングを卵で、焼いてもらってアイスコーヒーつけてください」って注文をする。パンをトーストすることをここでは「焼く」というのでおなじみさんアピールで使ってみました。ちとあざとい(笑)。
まずアイスコーヒー。
紙のストローが入ってきます。
そもそもストローは使わないうえ、紙のストローのざらつく感触がどうにもこうにも苦手。
資源を大切に…、って配慮ならそろそろ「ストローをお使いになりますか?」って聞くべき時代なんだと思う。
それが本当のSDGs。
形だけの浅い配慮は見苦しい。
ミルク、ガムシロが大きなピッチャーに入ってくるのはありがたく、そしてのんびりメインを待ちます。
いいお店です。
経営者が変わってもなるべく変えぬようにと心配りしてくれていて、ガチャガチャ占いがずっと健在。
今朝のBGMはオフコース。
ユーミンほどあっけらかんとしてなくさだまさしほどはジメジメしていない、ほどよい湿度が大好きで、よく聞いてたしよく歌ってた。「ふたりで生きている」が流れてきてネ…、泣いちゃった。
哀しいんだけどネ…、厨房の方からカシャカシャ卵をとく音がしてジューッて湿った音と一緒に卵が焼ける匂いがしてきてお腹がなった。
お腹が空くって生きていること…、食べておいしいと感じることはステキなことって思いながら料理を待って、やってくる。
出来栄え見事。
ふっくら焼けた卵焼きにこんがり焼けた薄切りトースト。パンの焼き方はほどよく決して焼きすぎず、生地のみずみずしさを残して仕上げる。
卵のしっとりとした食感を邪魔せず、引き立てる焼き加減。
レタスの葉っぱが一枚に薄づきマヨネーズ、そして芥子と卵以外は最小限で、手掴みできる卵焼き…、って感じがうれしい。今日も一日がんばろう。