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浅草の町。ワッフルにコーヒー
浅草寺さんをお参りしました。
人はたくさんいるんです。境内も本堂の伽藍の中も人でいっぱい。けれど線香を買う人はほとんどおらず、本堂で写真を撮る人はいてもお参りする人は少なくって、あぁ、観光地ってこういうことなんだなぁ…、って思う。
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仲見世を歩く人も多くて、まるで原宿の竹下通りのようなにぎわい。飼い食いする人はあっても買い物する人はまた少ない。
雷門の前は人力車の車夫の声が響き渡って忙しない。
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コロナの頃の浅草は静かで厳か。それをなつかしんじゃいけないってわかっていても、今は少々なやましい。
浅草寺さんの西側、六区の近くにフグレンっていうカフェがある。
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ノルウェイ出身のマイクロロースター。
大量にローストするのではないから、個性的な豆を個性的に焙煎することができるお店。
現在日本に5軒。
一号店は富ヶ谷の一軒家。
ここが二軒目で、羽根木公園とか個性的な場所に出店し続けている。
それにしても二号店が浅草なんてって、できたときにはビックリしたけど、考えてみれば浅草っていうのはかつてハイカラな町。
個性的な喫茶店も多い町で、だからか案外なじんでる。インバウンドの人たちが集まる場所でもあるからいいロケーションだったのかもなぁ…、と今となっては腑に落ちる。
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ビルの1階、2階と店は大きく、ソファ席があったりカウンター席があったりと座るところで景色や気分が変わるところがボクは好き。
ちなみに入居しているビルはかつてインバウンド向けのホテルだったんだけどお一人さま専用のサウナビルに改装された。
これも時流ネ…、って思ったりする。オモシロイ。
今日のコーヒーとワッフルたのんでおやつをたのしむ。
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4つ葉のクローバーならぬ、5つ葉のクローバーの形に焼けたワッフルで、これが独特。
やわらかいんです。
手で持ち上げるとヘナっとしなるほどやわらか…、しかもムチムチしてる。
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噛むと一瞬サクッと歯切れる。けれどそれもほんの一瞬。口の中では始終ムチムチ、もっちりとしてとろけてく。バターの香りが強烈で、それがなじむと穀物の香りが鼻から抜けていく。
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甘みはほのか。噛んでるうちに甘みよりも塩の旨みが口に広がり、どう言えばいいのかなぁ…、ワッフルというよりクレープを食べてるみたいな気持ちがしてくる。
ただ表面に凸凹がある分、クレープよりも舌や奥歯が感じる情報量が多くて、食感に変化があるのがオモシロイ。
5つ葉のひとつひとつはハートの形で、割って食べるとブロークンハートのように見えるのがちょっと切ない。しょうがない(笑)。
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時間がたって乾いてくると縁の部分がサクサクしてくる。その触感の変化もたのしく、酸味の強いコーヒーと相性もよし。
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やさしいゴチソウ…、オキニイリ。