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汗をかきます…、おにぎり食べる

おしゃべりをたのしむつもりで「おにぎりリッツボン」を目指して歩く。

相変わらずおにぎり専門店がそこら中にできていく。
大塚ぼんごとなんらかの由縁があるとすぐに行列。
そもそもぼんごのおにぎりがそれほど好きじゃないからボクには無縁のブーム。
おいしいおにぎりを並ばずたのしむことができるお店は宝物。
朝からうんざりするほど暑くてしたたか汗かきお店に飛び込む。
すると「ごめんなさい…、エアコンが壊れちゃって」とマダムも汗をかいてる。
休もうかと思ったけれどテイクアウトのお客さまもいらっしゃるから開けることにしたんだという。
汗かきついでにおいしいものでもうひと汗といつもの席に座ってのんびり。
ついでにおしゃべり。
いつものようにスパムと梅のおむすびを一個づつ、唐揚げ、甘い卵焼きをそれぞれ2個に味噌汁たのむ。東京で食べることができるおいしいうどんの話に花をさかせる。

目の前でおむすびが出来上がっていくのをみるのはたのしいものです。
几帳面にご飯の量を測って手塩をつけた両手でつつむ。
やさしく何度か力を入れて出来上がったおむすびに海苔を穿かせてできあがる。

スパムのおむすびご飯には胡椒をたっぷり混ぜこんで、マヨネーズをヘラで塗って焼いたばかりのスパムをのせる。
奥からはカラコロ、唐揚げが揚がる音が聞こえてきてそして料理が整いできる。

今日の卵焼きはいつもより黄色が強くて、なんだか栄養たっぷりなように見えてニッコリ。ふっかりとしてしみじみ甘く、焦げた香りがときおり混じる。オゴチソウ。
生姜の香りが華やかな鶏の唐揚げは好きな味。これを食べるとタナカくんが得意にしてた玉子焼きを思い出す。

おにぎりはいつも以上に熱々でした。特にスパムが焼きたてということもあったのでしょう…、息をスーハーしながら味わう。

息を吸うたび焼けた脂の匂いが鼻からぬけていき、揚がったように仕上がったスパムがサクッと歯切れてこわれる。ご飯はふっくら。海苔の香りに胡椒の風味が口の中で混ざり合う。
大根、カラーピーマン、トマト、アボカドの糠漬けはさっぱりとした浸かり具合で酸味で口をスッキリさせる。

今日の味噌汁はピーマンと油揚げ。
ピーマンの青い香りが汁にうつってさわやかで、しかもカリカリ食感もよい。食べ終える頃には体の中から汗をかき、これぞ夏のゴチソウだわい…、とお腹も笑う。オゴチソウ。


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