我、プラントベースワッパーに敗北せり!
バーガーキングが100%植物性のパテを使ったワッパーを期間限定、数量限定で販売はじめた。
プラントベースワッパーって名前で、通常のワッパーが360円のところプラントベースワッパーは590円と少々お高め。
フェイクミートといわれる大豆たんぱくなどを主原料にした代替肉は、アメリカなんかでは人気の食材らしくて特にハンバーガーの世界ではかなり注目されている。
日本でもモスやフレッシュネスではもう導入済みというコトではあるけど、興味惹かれずまだ未食。
近所のバーガーキングに派手なバナーを見つけてしかも堂々と「ワッパー」ブランドで売るというので試すことにした。
昨日から発売のこれ。2年かけて試行錯誤したんだというパテが売り物。植物由来を強調したかったからでしょう…、チーズを使わずトマトにレタス、玉ねぎ、パテにバンズという組み合わせ。
パッケージングも植物っぽさをということでしょう。
カーキに緑。
ただベイシングエイプの迷彩パターンみたいに見えて、ちと笑う。
包み紙を開く前から不穏な匂いが漂っている。
ドネルケバブっぽい匂いがするのね。
バーガーキングの伝家の宝刀、直火焼きっぽい匂いを出そうとしているのでしょう。不自然にスモーキー。だって動物性の脂が焦げてこそのおいしい香りで、植物由来でそういう香りを出そうとするのは無理なのかなぁ…、ってまず思う。
包みを開くとそのへんてこりんな匂いがどんどん強烈になり、口に含むことがためらわれるほど。嫌がる口を説得し(笑)、思い切って噛むと噛みごたえがこれまた独特。歯ごたえ強烈でかなり前歯に抵抗し、壊れて口の中に転がり込んでくる植物性のパテの味はというと、こりゃ、いけません。
一生懸命これはハンバーガーなんだと思い込もうとするも、バサつく食感に始終不自然な香ばしさを装う匂い。噛み続けるとどんどん口が乾いていくのに心が折れる。
どう表現すればいいんだろう…、ハンバーガーのパテの干物を食べてるみたいな感じとでもいえばいいんだろうか。味に関しては好き嫌いがあるから不味いと断言するのは控えるけれど、ジューシーさが絶望的になくてやっぱりハンバーガーは無理せず肉で作るもんだと再認識。
食べ始めたものはどんなことがあっても食べきることを信条としておりますゆえ、必死に食べようと努力をするもどうにも口が受け付けなくなり結局半分残してしまう。サカキシンイチロウがバーガーキングに敗北を見た日でござる。残念無念な土曜日の夜。