貴族の朝はアイスクリーム付き
珈琲貴族エジンバラでひさしぶりの朝。2ヶ月ぶりくらいかなぁ…、馴染みのスタッフが「お元気でしたか?」ってニッコリしながら近づいてくる。髪をショートカットにした子がいてネ…、「暑いものネ」って言ったら「失恋したのって言われなくって良かったです」って。ふたりで笑う。
朝食セットが3種類。
ロールパンセットは数が限られていて遅い時間になると売り切れることがあるほど人気。
それをたのんで玉子は良く焼き。ブレンドコーヒーをお供にもらう。
カップだけがまず来て、サイフォン点てのコーヒーが運ばれてきて目の前でカップが満たされ湯気たてる。
ここのコーヒーは本当においしい。
酸味おだやか。スッキリとした苦味にコク。旨味が舌の中から湧き上がってくるような味。
おかわり自由で、しかも何杯飲んでも胸やお腹を重たくしない。
フーフーしながら味わって、しばらく待って料理が完成。
作ってくれた人が運んで「玉子の焼き加減はこれでいいですか?」って聞いてくれるのがなんともうれしい。
たっぷりサラダがついているのもありがたく、まず野菜をと平らげる。
シャキシャキとした葉っぱ野菜にトマトにきゅうり。
トマトが硬めで酸味がしっかりしているところにニッコリします。お腹の入り口がパカンと開く。
ロールパンがふたつ並べられていてどちらも同じにみえるけれど、ひとつはバターを塗っただけ。
もうひとつにはハムと薄切りきゅうりが挟まれている。これがなんとも得した感じ。
蓋して蒸気で蒸し上げた目玉焼き。白身はしっかり固まっていて黄身は芯がとろりなめらか。刻んだベーコンが上に散らかり風味を添える。
目玉焼きをバターだけを塗ったロールパンに挟んで食べる。
パンはさっくり、若干甘く白身がプルン、黄身はねっとり絡んでとろける。薄切りのハムやきゅうりも不思議なほどに存在感があって2つの味をたのしみ、食べる。
最後の一口分のロールパンでケチャップぬぐってお腹は満ちる。
貴族の朝食はデザート付きです…、バニラアイスにカカオパウダーをかけただけではあるんだけれどコーヒーのお供にピッタリ。おかわり2杯で席を立つ。