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ビニエカスタードにマキアート

セガフレードザネッティで「ビニエカスタード」。

先日おめざに食べていたく感動したイタリア的なるシュークリーム。コロンと小さめ。なのにズッシリ、見た目を裏切る重量感。

生地はザックリ。はち切れそうなほどにたっぷりカスタードクリームが充填されてて、ナイフで切ると溢れ出しそうでいて、生地の中に必死でとどまる様子が愛しい。

焼けた小麦の香りに混じってバニラの風味。しっかり甘くて口の中で生地とクリームがとけあってとろける感じがなんともおいしい。

お供にもらったマキアートにひたしてみたら、エスプレッソの香りと苦味が甘さをひきたてまたうまい。オキニイリ。

ところでこの店。ペルファボーレ、ボンジョルノとイタリア語をお店の人が使うのですネ。
コミュニケーションとしてのイタリア語というよりも雰囲気作りのイタリア語。イタリアンレストランではよく聞く合いの手的なご挨拶。
不思議なものでフランス料理のお店でシルブプレとかボンジュールとか挨拶しているところは少ない。
フランス語はまったり重たくイタリア語は明るく元気のある語感だからなのかなぁ…。
単純にフレンチ系よりイタリアンなお店が日本に多いからかもしれないけれど、オモシロイ。

…で、お店にイタリアの人がやってきてイタリア語でお店の人に話しかけた。
そしたらネ…、お店の人がイタリア語で答えるのよ!
とても自然に説明をし注文を聞き、「La ringrazio」で一連のサービスをしめくくる。
いいなぁ…、多分、イタリアが好きでここで働いているんだろうなぁ。
パスタやピザのお店を経営していながらイタリア語やイタリアの文化に対して興味を一向にもたない人がたくさんいる。そういう人は流行りだから、儲かるからという理由でイタリア料理の店をやってる商売人。底が浅くて真似ばかり。ボクはあんまり好きじゃない。


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