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ビーフン、バーツァン、新橋の東(あずま)
今日の昼はビーフンだなぁ…、と思って銀座から歩いて新橋。
駅前のしおれたビルの2階を目指す。
「ビーフン東」というお店があってランチどきには行列ができる人気。
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開店時間の20分ほど前についたらさすがに一番のり。ところがそれから次々人がやってきて開店時間には20人ほどの大行列。
カウンター席の一番端の席をもらってお腹を鳴らす。
昼のメニューはとても単純。
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ビーフンが並に五目、蟹玉3種。それぞれ焼きと汁があり、大中小と3サイズ。だから全部で18種類。それにバーツァン、台湾粽という具合。
ここではいつも五目焼きビーフンの小さなサイズ。
バーツァン付きでお願いをする。
まずバーツァン。
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醤油味のスープと一緒にやってくる。営業開始に合わせて蒸し上げているから待たずにすむのがありがたく、しかもおいしい。
包んであった竹の皮を剥ぐと醤油色に色づくご飯。
ご飯はツヤツヤ。お米の粒のひとつひとつがくっつき寄り添いキレイな三角錐を成している。
ツンッと天を指すような先端が凛々しく思わず背筋がのびる。
五目ビーフンも完成です。
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具材とビーフンを別に炒めて最後に合わせる。
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ビーフンは鶏ガラスープで戻すからすでに芯まで味が入って、別に炒めた野菜はシャキシャキ、煮上げた豚肉はしっとりやわらか。
ピーマン、ニンジン、たけのこ、白菜、しいたけ、それから茹でたうずらの卵、茹でたエビが彩りそえる。
箸で探って具材の下のビーフンを引っ張り出してひと口食べる。茹でたスープのうま味と軽い塩気がなんとも上品。用意されてるニンニク醤油をかけて味を好みに仕上げながら食べていく。
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麺はバッサリ、歯切れて散らかる。極細なのに力強くて麺の一本一本を舌が感じるような存在感にウットリします。
噛めば噛むほど味がしみだし、具材の野菜と混じっていくのがまたうまい。野菜のひとつひとつがそれぞれ一番おいしい状態に整えられてるってところにいつも感心しちゃう。心地よい。
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バーツァンを箸で崩すと中からゴロゴロ、豚の角煮やしいたけ、ピーナツ、うずら卵が転がりだす。煮た豚肉はホロホロほぐれるほどにやわらか。脂がうまい。醤油のタレやスープに脂が染み込んだご飯がなによりおいしくて、お腹もほどよく満ちてくる。
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いつも普通サイズのビーフンにすればよかったと後悔するけど腹八分目こそ大人の分別。1300円のオゴチソウ。