ルークスロブスターでロブスターロールにシーフードチャウダー
新宿駅の新南口。甲州街道というまるで大河のような幅広道路で、旧来の南口とはほぼ完璧に隔絶された別世界。
その離れ小島みたいな場所とメインランドをつなぐ連絡橋のような空中通路がひとつある。
その島側の入り口部分に長らくベーカリーショップがあって、そこが先日、フードホールのように改装。パン屋さんはそのままでアメリカで人気のエッグスラットの日本一号店と、ロブスターロールのルークスが肩寄せあっての出店となった。
鳴り物入りのエッグスラットはいつも行列。今日は店の外の行列はなく、ところが店の中に入るとぎっしり、ウェイティング。落ち着いたら来てみよう…、と今日はルークス。
内階段で二階に上がるとカウンター。小さなキッチン。注文をしてお金を払って番号札を受け取って、料理ができたらとりにいく。セルフサービスレストランです。
原宿にはじめてお店ができたときには大行列で、けれどお店も増えた今ではすんなり入れる。しかも他のお店は客席がないキオスクスタイル。ここは客席のあるレストランスタイルだからか、メニューの種類が充実してる。
ロールブレッドのサンドイッチだけじゃなく食パンを使ったサンドイッチやフレンチフライやスープが揃う。メイン商品のロブスターロールにクラブミートのロールとベイビーシュリンプロールがそれぞれハーフサイズで並ぶルークストリオって料理をたのむ。
一緒にスープとアイスティー。
ロールを収めた紙の器の蓋をめくるとスープ用のスプーンとスリラチャソースが隠れてた。
ロールブレッドがおいしいのです。
空気をたっぷり含んで仕上がる粗い生地。
甘みおだやかで、小麦の自然な風味を感じる。
バターをたっぷり塗ってグリドルで焼く。
だから表面こんがり焼けて、カサカサ前歯をくすぐる感じが心地よい。
挟んだ具材は食感さまざま。
カニのほぐし身はふっくらシットリ。
ロブスターの爪肉はザクザク歯切れる感じがたのしくて、エビはぷりぷり。これら具材をカップに入れて、溶かしバターとレモンで食べれば、サンフランシスコのフィッシャマンズワーフの名物屋台料理になるよな…、って思ってちょっとなつかしむ。
上にたっぷりふりかけられたオレガノやコリアンダー、オールスパイスの香りが気持ちをアメリカに向けて飛ばしてくれる。ウットリです。
スープはシーフードチャウダーでした。トマトの風味。唐辛子の辛味とタバスコの酸味に香り。じゃがいもにニンジンにエビ、白身魚と具材もたっぷり。イタリアンパセリが香りを添える。
スリラチャソースはベイビーシュリンプに使ってみました。ビリッと辛くてにんにくの香りがアメリカ料理を瞬時にアジアの料理に変える。オモシロイけどカクテルソースの方が好き(笑)。3種類のどれもおいしくたのしめたけど、やっぱり1番おいしいのはオリジナルのロブスターロール。今度来たらそれだけ思う存分食べてやろうと思って帰る。オキニイリ。