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おでんに焼きそば、赤飯、茶飯のお弁当
昼の小腹を満たしましょう…、と交通会館。
甘味処をの「おかめ」に来ます。
こういうところで食事をするなんて、若い頃には思いもつかないコトだった。
そもそも甘味処は年寄りくさいって思っていから、来ようとほとんど思わなかった。
それが最近、カフェや喫茶店にはない良さをしみじみ感じてオキニイリ。随分大人になったものです、62歳!
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シニアスタッフが中心で営業している小さなお店。
仕事が機敏でしかも丁寧。
お客様が席を立つと同時にササッと飛んできて、テーブルを拭くと同時にテーブルや椅子の周りを目を配り、忘れ物がないかどうかと確認をする。
サービスの基本動作のひとつをよどみなくスムーズにこなす姿にニッコリします。
今日の目当ては「おかめ弁当」。
1040円。
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塗りの箱の手前に赤飯、茶飯、それから焼きそば。
奥にはおでんと漬物、昆布の佃煮がギッシリ詰められやってくる。
見た目はとてもやさしく、けれどじっくり見ると炭水化物オンパレードでいささか体によくなさそうなのがご愛嬌。
まず焼きそばの匂いがかぐわしい。
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焼けたソースのウキウキするような香りにしっとりとした中華麺。具材はキャベツと豚のひき肉。キャベツはこんがり焦げて仕上がり、味の入ったひき肉が細い麺に絡んで口にやってくるのがなんともおいしい。
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もっちりとした赤飯に硬めの茶飯。おでんの出汁で炊き上げた具のない炊き込みご飯のような仕上がりで、おでん屋さんの定食や〆でおなじみのオゴチソウ。
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とはいえ「おでんに茶飯」という食べ方は東京にきてはじめて知った。そもそもおでんはうどんのお供に食べるもの…、というのが四国の流儀だったから、おでんにご飯という組み合わせが当時はとても新鮮だった。
出汁がしっかり煮含められたおでんの数々。大根、こんにゃく、竹輪にごぼ天、それからはんぺん。
そうそう、はんぺんというものを見たのも東京に来てのことだった。昔は食の地域性が今以上に顕著で特に、西と東では同じ日本じゃないような感じさえした。なつかしい。
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きっぱりとした味のおすましゴクリと飲んで、小腹満たしと思いながらも、すっかりお腹が満たされました。
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銀座をちょっと散歩する。