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昼の寿司、夜の焼肉、雨の岐阜

今日のランチは「北海寿し」。1年ほど前に来たことがあるお店。

入り口上に「HOKKAI」とアルファベットの店名表示。海外のスシレストランみたいな感じがオモシロイ。
とはいえお店の中は燻し銀的昭和なすし屋。
入り口前にはいけすがあって大きなカウンターに座敷席。

釣り好きの大将の「いらっしゃいっ」と威勢のよきことにニッコリしつつホッとする。
やっぱりすし屋はこうでなくちゃね…、今日はゆっくり会話をたのしみながらと座敷に座って昼のお決まり。
にぎり1人前半茶碗蒸し付き。

前回はラーメン付きをたのんだら腹いっぱい以上になって大変だったから茶碗蒸し選んだ次第。一人前半にしたのはいろんな種類を食べたかったから。テキパキ料理はできあがり、5分ちょっとでやってくる。
寿司に赤だし、茶碗蒸し。小鉢にグレープフルーツとやっぱりボリューム満点です。

マグロ2貫にイカ、ハマチ、茹でエビ、サーモン、アナゴにタマゴとにぎり8貫。かに肉のマヨネーズあえと子持ち昆布の軍艦巻き。鉄火とカッパでひと揃え。
ゲタから溢れるほどににぎやか。
にぎりはシャリどっしりとネタも大きく分厚くて口の中がいっぱいになる。寿司をほおばる感じがたのしい。

茶碗蒸しは具がたっぷり。銀杏、シイタケ、鶏肉、かまぼこ、三つ葉。出汁をたっぷり含んでフルフル。口の中でおいしい出汁に戻っていくようななめらかさ。

卵焼きをつまみにもらう。表面こんがり焦げて焼かれて関西風のだし巻きでなく関東風の厚焼きでもない、ハイブリッド的な仕上がり。お腹いっぱい、オキニイリ。


夜は焼肉。「柿苑」という店。

こんなところにお店があるの?って場所にある。
田んぼ混じりの住宅地。
表通りから目印もない小さな道を入った先にポツンと一軒。
気取りがなくて気軽においしいものを焼いてたのしむお店。
開店と同時に「肉を食うぞ」って意気込みをプンプンさせた人たちが次々やってきてにぎわっていく。

カルビにハラミ、ハツにホルモン。
ゆるくとろみのついたタレをたっぷりまとってやってくる。
その盛り付けは大胆で、手間をかけてるわけじゃないんだけどこういう気軽な盛り付けの肉は気軽にガンガン焼ける。鉄板の上に次々肉を乗せて並べて焼いてバクバク食べていく。
ちなみにこの地方でホルモンといえば豚ホルモン。ほどよきクセにほどよき脂。牛ホルモンのようにお腹を重くしないのがボクは好き。

それから小袋。ずっと敬遠していた部位で、ここではじめて食べたのだけどおいしくってビックリしました。サクサク歯切れてパリパリ壊れる。口の中で破裂するような噛み心地。貝の紐をよく焼きにして食べてるみたいな感じがおいしい。

歯ごたえのよい牛もも肉や、ざっくり歯切れるハツにそれからソーセージ。
カラメルっぽい香ばしさのある出汁醤油みたいなタレも独特。そこにたっぷり一味をふってとっぷり浸して食べていく。
ざく切り白菜に塩とにんにく、赤唐辛子で軽く漬け込んだ浅漬みたいなキムチが肉の合間の舌をたのしませ、それからせんまい。

肉にまみれて今日はご飯を食べずにすます。
さて東京に向かいます。


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