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ふっくらオムライスにメンチカツです、たいめいけん

今の時期、デパートの地下は身近でたのしいテーマパークのような場所。
食欲も湧くし、何を食べよう、何を買おうかと頭も使う。
世の中にはこれほどおいしいモノが溢れているんだと、生きる元気も湧いてくる。
今日は新宿の高島屋へとやってきてみる。
地下のフロアに降りようとエスカレーターの乗り口付近で足がとまった。
最近、街角で立ち止まることが多くなった。
立ち止まって立ち尽くし、空を見上げて足元を見、大きく息を吸い込んでそれからゆっくり歩きはじめる。涙がホロリと堪えきれずに落ちたりもする。
だってやっぱりさみしいんだもん。気持ちがまだまだやわらかい。
こんなときにはおいしいモノを。高島屋の地下には何ヶ所か、食品売り場に併設されたイートインがある。どこもおいしく個性的で、中でも好きなのがたいめいけんのオムライス屋さん。

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タナカくんはオムライスを作るのが上手だった。
けれどこの店のオムライスのうつくしさといい味といいプロの仕事ってスゴイよねぇ…、って時たまきてた。
特にふっくら体型のシェフが立ってるときには「食べてく?」なんて。
作る人で料理の味が変わるように感じるものネ。
今日はその人。オムライスにメンチカツのコンビネーション。季節のスープが冷たい枝豆のスープだというのでそれもセットにしてたのむ。

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ザラッとした豆独特の喉越しを味わいほぼ飲み終えた頃合いでメインのお皿が完成、到着。

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ふっくらとした玉子の状態がまさにオムレツ。よく溶いた玉子に空気をたっぷり含ませながら焼き上げるからなんでしょう…、スプーンを入れるとフワッと切れる。その断面に気泡がたっぷりはいって軽い。

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こんなふうには焼けないなぁ…、くるんだケチャップライスの量に比べてオムレツ部分が厚くて口に含んだときにそのオムレツが潰れる感じが儚くて良い。

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俵型に整えたメンチカツは肉汁たっぷり。あしらわれたデミグラスソースとオムライスのケチャップが混じり合って新たな味が口の中でできあがるのがおゴチソウ。


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