昼のほおずき、担々麺
中野でお昼。担々麺の「ほおずき」に来た。
開店と同時に中に入るといつも以上にエビの香りが漂っている。
エビを殻ごと焼いたときのおいいい匂い。すべてがいい状態なんだろうなぁ…、ってワクワクしながらカウンターにつきのんびり待ちます。
いつもは厨房の外でサービスをしているご主人が、今日は自ら厨房の中で料理を作る。もうそれだけでおいしく感じる。
排骨担々麺の大辛。
タナカくんが「ここの排骨担々麺が一番好き」って言ってた担々麺。中野ブロードウェイでお宝探しをした後は、ここの担々麺でお腹を満たす…、っていうのがタナカ流の中野の過ごし方だった。
ボクも好き。
麺の上をすっかり覆ってしまうほど大きな排骨、炒めた搾菜、茹でた小松菜。
排骨の上に揚げた干しエビがのせられていて、これがおいしい匂いの元。
まずはスープをゴクリと飲むとエビの香りに混じって胡麻の風味や出汁のうま味が口に広がる。そしてじんわり舌の中から辛味がにじみだす感じ。
ビリビリ辛いんじゃないのです。どっしり辛い。うま味と一緒に次から次へと辛味が辛みが重なりやってくる…、そんな感覚。頭じゃなくてお腹が汗をかく感じ。
排骨をご飯の上に移して麺をひきづり出します。
麺は細くてたよりなさげに見えるけど、バッサリ歯切れて口いっぱいに散らかっていく感じがたのしい。ポッテリとしたスープをたっぷりからめて口を潤すゴチソウ。
排骨は薄い。これまたたよりなさげで、どうしてどうして。しっかりとした噛みごたえ。五香粉の香りに混じってほのかにカレーもかおって味わい十分。
お酢をたらすと酸味が辛みを甘くして、スープをゴクゴクのんでしまえる。エビ粉でスープがちょっとザラザラしてたりするのがまたおいしくて、器は空っぽ。満たされる。